Text by 武者良太 ギズモード・ジャパンより転載。
比べてみましょう。
昨年のiPhone最上位機、iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Maxと、今年のハイエンドラインiPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Max。一体どんなポイントがスペックアップしたのでしょうか。
SoCはA17 Proに進化
iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Maxに搭載されたA16 Bionicから、A17 Proに進化しました。3nmチップゆえより高密度な実装が可能に。トランジスタ数は160億→ 190億、GPUコア数は5→6。CPU部で10%向上、GPU部は20%の性能アップです。
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ボディ素材はカッチカチのチタンに
iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Maxのボディにはステンレススチール。iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxはチタン合金(グレード5)が採用されました。グレード2の純チタンほどじゃないけど削り出しもプレス成形も難しいほど硬いチタン合金です。トキメキますね!
ボディはかなり軽くなりました
硬い素材ということは、薄いフレームでも強度を確保できるということ。iPhone 14 Proの206g→iPhone 15 Proの187gに、iPhone 14 Pro Maxの240g→iPhone 15 Pro Maxの221gと軽量化しました。
参考までに、大体同じサイズのiPhone 12 Proが187gでした。
バッテリー駆動時間は改善
バッテリー容量も不明です。でも増えたんじゃないかな? ビデオ再生時のバッテリー駆動時間はiPhone 14 Proの最大20時間から、iPhone 15 Proの最大23時間。iPhone 14 Pro Maxの最大23時間から、iPhone 15 Pro Maxの最大29時間になりましたから。
無線LANはWi-Fi 6E対応に
iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro MaxはWi-Fi 6だったけど、iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro MaxはWi-Fi 6Eをサポートしました。混み混みな2.4GHz、だんだん混んできた5GHzとは別の帯域となる、6GHz帯を使う規格。ルーター側も対応品に買い替えないとなりませんが、通信品質が安定すること間違いありません。
なおAndroid勢のハイエンドモデルが採用するSnapdragon 8 Gen 2は、Wi-Fi 7をサポートしていると余計なことも書いておきましょう。
カメラのレンズはiPhone 15 Pro Maxだけチェンジ
iPhone 14 Pro、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxのアウトカメラのレンズは超広角13mm、広角24mm、望遠77mmです。iPhone 15 Pro Maxだけは望遠カメラのレンズが120mmにチェンジ。
モアな望遠力が欲しい人はiPhone 15 Pro Maxを!
デジタルズームもiPhone 15 Pro Maxだけさらにズーム
iPhone 15 Pro Maxの望遠レンズが120mmとなったことで、デジタルズームも最大25倍になります。換算600mm! 画質はどうなんでしょう。一番気になるポイントかも。
空間ビデオ撮影に対応
iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは、新たに立体映像の空間ビデオが撮れますよ。Vision Pro用のコンテンツを作るための必須アイテムとなるでしょう。
ポートはUSB Type-C・USB3.0に
ついにきたといいますか、やっときたといいますか。iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro MaxはLightningポートからUSB Type-Cに変わりました。またUSB3.0対応です。iPhoneの大いなる欠点だった、有線でのデータ転送速度が改善します。
サイレントスイッチがアクションボタンに
これは良い改変です。サイレントスイッチことミュートスイッチが、自由にセッティング可能なアクションボタンになりました。ボタン押すだけでカメラなど、特定のアプリ・機能を起動できます。
価格は高くなったけど円ドル為替を考えると安いかも
全部128GBモデルの価格です。iPhone 14 Pro/149,800円、iPhone 15 Pro/159,800円、iPhone 14 Pro Max/164,800円、iPhone 15 Pro Max/189,800円。高くなったなー。でも為替を考えたら、納得していいお値段でしょう。
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