そんな中のひとつ、テーマパークのような部屋があるユニークなホテルを発見した。アムステルダムにある「Volkshotel」は、9室のみのテーマごとに作られた特別な部屋を持つ。
今回はその9室を1部屋ずつ紹介したい。
まずは「Johnny Jukebox」という音楽好きにはたまらない部屋。DJブースのように、レコードが置かれているだけでなく音響設備もバッチリ。バスタブの上にはミラーボールがついており、(ちょっとシュールだけど)風呂でも踊れるようにしてあるのだとか。
CDやレコードのコレクションも部屋にたくさん用意されており、自由好みの音楽を探したくなる。防音設備もバッチリなので大きめの音で曲を流し、DJ気分で宿泊を楽しめる。
「You Are Here」という近未来をテーマにした部屋は、ネオンの光に囲まれながら、非日常を楽しむことができる。
窓際にあるバスタブからは、アムステルダムの街並みが見下ろせる。
ベッドはさりげなく、浮いているようなデザイン。ちょっとしたSF体験をしたい人にオススメの部屋だ。
次の部屋は、「Cinema Boudoir」という映画好きにはたまらない部屋となっている。横になりながら、ゆっくりと大きなスクリーンで映画を楽しめて、音響設備もバッチリ。
ベッドの後ろにあるバスタブでは、バブルバスが楽しめる。食べたり、横になったり、風呂に入ったりしながらでも、映画を見ることができる。映画好きにとっては忘れられない部屋となりそう。
少し変わって“ジャングル”をテーマにした部屋「Edmund」。自然をイメージした緑で彩られており、実際に植物が所々に飾られていて、冒険気分を味わえる。
広々としたベッドは寝心地がよさそう。ベッドの上には階段で登ることができ、そこには広いバスタブが。部屋を見下ろしながら、泡風呂を楽しむことができる。
「Bathing Bikou」という、風呂を楽しむための部屋も。日本人には馴染み深い広々とした檜風呂があり、バスタブにゆっくりと浸かりながら、疲れた身体を癒したくなるような部屋だ。
シンプルながらも洗練された空間のため、部屋でゆっくりと過ごしたくなりそう。海外生活が長い日本人は、オランダに旅行した際には訪れたくなること間違いなし。
続いて「Cabin in the Woods」は、キャンプ気分を楽しめる。設置されているハンモックで横になりながらくつろぎたい。野生の動物や虫に怯えることなく、室内でアウトドアを楽しむ感覚で滞在できる。
階段を登る必要のあるベッドスペースは、ちょっとした高い場所が好きな人にはうれしい。ハンモックもなかなかの高さにあるので、部屋にいながら非日常体験が可能だ。
このミステリアスな部屋「Soixante Neuf」のベッドは天井から吊るされていて、ちょっとスリリング。
シャワースペースから、ニョキッと伸びる腕がちょっと怖いが、ミステリアスな空間が好きな人にはうれしいだろう。
「Danny’s Room」は鹿がモチーフ。カラフルでポップなこの部屋では、鹿のDannyに歓迎してもらえる。
小物やインテリアもこだわりがあり、カジュアルな雰囲気だ。明るく楽しい空間に泊まりたい人にオススメ。
そして最後は「White Bike Room」。自転車好きが喜ぶ部屋である。部屋の壁には名前通り、白い自転車が彩られている。
ベッドにも車輪が付いていることや、実際に部屋の中にも自転車が置かれているのも特徴的である。
これらの部屋に泊まるために、オランダに旅行したくなった人もいるのでは? 部屋や宿泊の詳細はホームページから確認してほしい。
宿泊する空間そのものを楽しめる、ユニークなホテルである。
[Volkshotel]