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「何もしないをする」フィンランドのコテージライフに思いを馳せる展覧会

2017/04/12 20:00 投稿

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フィンランドの夏には、コテージというものが欠かせない。コテージは、トイレやベッドなど、ある程度の設備が整った山小屋のことで、自然の中に建てる別荘のようなもの。


ホリデーシーズンがやってくると、フィンランド人は田舎に向かい、コテージで静かにリラックスした時を過ごす。サウナに入った後は湖に飛び込んだり、ブルーベリー摘みに出かけたり、ひたすらゆったり、都会の慌ただしさを忘れ、豊かで美しい自然の中で過ごすのだ。

私自身もフィンランドといば、湖畔のコテージで過ごしたひと時を思い出す。東京では意識してもなかなか味わえない時間が、そこにはあった。ポイントは、自然の中に身を投じてリラックス、“何もしないをする”こと。そんなコテージライフは、フィンランドの名物だ。



そんなフィンランドのコテージ=Mökkiをテーマに、フィンランド在住で、元マリメッコのテキスタイルデザイナー・島塚絵里さんが、渋谷のCASE GALLERYで個展を開催中。

「新作にまつわるストーリー、そしてフィンランドの暮らしを紹介しています。友人の夏小屋に遊びに来たという感覚で、ゆっくりした時間をお楽しみください」(島塚さん)

東京在住の人は、コテージと言ってもピンとこないかもしれないが、シンプルなインテリアで余計なものは置かない空間や、テキスタイルの使い方、リラックスできる家具使いなど、部屋づくりの参考になるのではないだろうか? 展覧会の内装は、以前ROOMIEで紹介したHamanishi DESIGN・濱西邦和さんが手掛けている。

やっと暖かい季節になってきたけれど、ちょっと先取りして、ゆったりした夏に思い馳せてみては?

「Mökki」 ERI SHIMATSUKA EXHIBITION 2017
日時:2017年4月1日(土)〜16日(日)11:00〜18:00
休館:月曜
場所:CASE GALLERY(東京都渋谷区元代々木町55-6)
入場無料

Eri Shimatsuka(島塚絵里)
ヘルシンキ在住のテキスタイルデザイナー。13歳の夏にフィンランドにホームステイして以来、すっかりフィンランドの人や自然に魅了され、後にこの地に舞い戻る。津田塾大学学芸部国際関係学科卒業後、東京や沖縄で英語教員を務める。2007年に渡雰し、2008年よりヘルシンキ芸術大学(現・アールト大学)にてテキスタイルアートを学ぶ。2010年よりマリメッコ社アートワークスタジオにてデザイナーとして勤務。現在はMarimekkoやSamuji、Kippisなどにデザインを提供。2015年から自身のテキスタイルレーベル、Pikku saari(コッカ)をプロデュースし、2016年にはMoominとのコラボレーション作品を発表した。


「Mökki」ERI SHIMATSUKA EXHIBITION 2017 [CASE GALLERY]

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