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デザイナー片山正通氏の「創造性の本質」を探る、コレクション展が開催

2017/04/06 18:30 投稿

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家の中にあるもの、特に持ち主の思い入れが強いものの多くは、その人自身を表すと言っても過言でない気がする。どんなものを集めているか、どんなものが好きか……誰かのコレクションを見ることは特に、その人の趣味嗜好やこだわりを垣間見られる瞬間だ。

世界的に有名なインテリアデザイナーは、なにをコレクションしてるのだろう。

片山正通 photo:Kazumi Kurigami

銀座、ニューヨーク、パリなどのユニクロ グローバル旗艦店、PASS THE BATON、ピエール・エルメ・パリ 青山など、多くのプロジェクトを手がけるインテリアデザイナーである、ワンダーウォール・片山正通氏。

コレクターとしても知られる片山氏のオフィスには、膨大なCDや書籍のコレクション、旅先で手に入れた骨董、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ぺリアンらの家具、国内外の現代美術が所狭しと展示されている。

ライアン・ガンダー《Rietveld reconstruction – Ejiro》 2007年 photo:Keizo Kioku
ジャン・プルーヴェ《Standard Desk》 1941年

そんな片山氏のコレクション500点以上を紹介する企画展 「片山正通的百科全書 Life is hard… Let’s go shopping.」が、2017年4月8日(土)〜6月25日(日)まで、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。

デザイナー歴25年の節目に、自らのコレクションを分類・編集し、「人と動物」「モノクロ写真」「ミッドセンチュリー家具」「コンセプチュアルアート」などのコンセプトに沿って空間を構成。

デザイナーとしての仕事と、私的なコレクションがどのように結びつき、見る者に何を伝えるのか。自身のコレクションをどう展示するかを通して、好奇心や審美眼、クリエイティヴィティの本質を探ることができるかもしれない。

art direction: Naomi Hirabayashi photo: Mitsuo Okamoto

片山正通的百科全書
Life is hard… Let’s go shopping.

「節操がない」とはこの事である。
出逢った物や事に翻弄され、たじろぎ、影響され、そして嫉妬する。
その劣等感に辛うじて勝利する為、僕は散財を続けてきたのだ。

PUNK ROCKを聴いてしまった少年時代、僕の価値基準はたった一つになった。
「既成概念に蹴りを入れる物が好き」そんな暴力的な理由で集まってきた物、モノ、もの。
カテゴリーについての意味なんて知ったこっちゃない。

マハトマ・ガンディーは言う
「明日死ぬつもりで生きなさい。永遠に生きるつもりで学びなさい。」

そう、蹴りを入れた後が大変なんだよ・・・
片山正通的百科全書 は現在もこんがらがったまんまなのだ。

“Life is hard… Let’s go shopping.”

片山正通

作者不詳 《聖人像》 18世紀後半 photo: Kei Okano

片山正通的百科全書 Life is hard… Let’s go shopping.
期間:2017年4月8日(土)〜6月25日(日) 月曜休館
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00 いずれも最終入場は閉館30分前まで)
入場料:一般1,200円


「片山正通的百科全書 Life is hard… Let’s go shopping.」[東京オペラシティ アートギャラリー]

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