コラボレーション企画第4弾では、「ウルトラマン×岐阜県の伝統工芸。カラータイマー付きの「枡」で晩酌を」をご紹介した。
今回の第5弾は、ぐい吞み、前掛け、蒔絵時計の3種類。
日本の作業着として古くより伝えられてきた「前掛け」。しかし、生産ラインが海外にシフトしたこともあり、日本の伝統的な手法は廃れてしまったのだという。その40年前に作られていた厚くてやわらかい丈夫な生地、色落ちがほとんどない染めを再現し、日本で最後に残った前掛けの産地・愛知県豊橋市の前掛け織り工場で、一着一着手づくりされている。
前掛けは本来、「腰骨を締めることで、重い物を持った時の腰への負担を軽減する」「衣類の破れや汚れから身体を守る」「屋号などを入れて、広告宣伝する」などの役割がある。商売をしていなくても、普段、家の中でも使い勝手がよさそうだ。1月27日(金)~3月31日(金)の間、「最高級1号染め抜き前掛け(ウルトラマン柄ネイビー)」が受注販売される。
越前蒔絵時計「KUNOSUKE x ウルトラセブン」シリーズは、時計の小さな文字盤の中に、職人技が盛り込まれている。1,500年の歴史と伝統を誇る越前漆器に、漆塗り、螺鈿、切金、研ぎ出し絵巻の技法を駆使して、福井県の鯖江市でひとつひとつ丁寧に制作されている。
展開するのは『ウルトラセブン』のフェイス部をモチーフにしたものと、胸元の模様をかたどった2種類。細やかで美しいウルトラマンを身に着けてみてはいかがだろうか。
「錫製ぐい呑み」は、富山県高岡市の鋳物ブランド「能作」とウルトラ怪獣がコラボレーション。バルタン星人、ダダの頭部が錫(すず)100%で精巧に再現されている。
錫は、サビや腐食にも強く、抗菌性や熱伝導に優れ、お酒の味をまろやかにするとされている。大正5年創業の能作は、茶道具、花器を中心に、テーブルウェアやインテリア雑貨、照明器具や建築金物などを手掛けている。職人たちがひとつひとつ丁寧に作るぐい吞み。昔話にも花が咲きそうだ。
販売ページを見ると、こちらの商品は数量限定生産品とのこと。
永遠のヒーローと日本の伝統工芸は、掛け合わさることで、さらに魅力あるものを作り出す。そして、その魅力あるものを手に取り、使っていくことで、この国の伝統工芸が盛り上がり、もっと身近になるのではないだろうか。
最高級1号染め抜き前掛け(ウルトラマン柄ネイビー)、越前蒔絵時計「KUNOSUKE x ウルトラセブン」シリーズ、ウルトラ怪獣×高岡鋳物「錫製ぐい呑み」 [ウルトラJ]