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総床面積180㎡、シンプルで開放的な荻窪の一軒家(杉並区):みんなの部屋

2017/01/12 12:00 投稿

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人気連載「みんなの部屋」vol.47。部屋づくりのアイデア、お気に入りの家具やアイテムなどの紹介を通して、リアルでさまざまな「暮らしの在り方」にフォーカスします。

JR荻窪駅から歩くこと約10分。静かな住宅街の片隅に、フォトグラファーの後藤武浩さんと編集者の土屋綾子さん、そして7か月前に家族になったばかりの犬のクーシーが暮らす築33年の一軒家がある。リノベを担当したのは、建築設計事務所の「SNARK」。細かく仕切られていた壁を取り除くことで、シンプルながらも開放的で魅力的な家に仕上げられていた。

名前:後藤武浩さん 土屋綾子さん
職業:フォトグラファー(後藤さん) 編集者・ディレクター(綾子さん)
場所:東京都杉並区
総床面積:約180㎡
築年数:築33年

お気に入りの場所

ダイニングスペース

2階に設けられたダイニングスペース。ダイニングテーブルの横の造作棚は、家が建てられた当時のものをそのまま利用している。「天板は大理石調の模様が入っているのですが、こういうレトロなセンスって自分たちにはないもの。だからこそ飽きが来ないっていうか、いつまでも楽しめそうな気がしたのであえて残すことにしました」と後藤さん。

現在、家の北側は隣家の庭となっているため、棚上に設置された腰窓からの視界は抜群。春になれば隣家の桜が楽しめる。

キッチン

料理をするのが好きだというふたり。新しく設置したキッチンはイケアでセミオーダーしたもの。壁のタイルは、自分たちで少しずつ貼っていったそうだ。

「仕事の合間に少しずつしか貼れなかったので、完成までに2~3か月ぐらいかかってます。業者さんに頼めば1日、2日で終わるぐらいの作業だと思います(笑)。見た目以上に大変でしたが、自分たちで手を加えると家に愛着がわきますね」

この家に決めた理由

購入の決め手は、すべての部屋が南側に面していて部屋の中が明るかったこと。住宅密集地にもかかわらず、前の家と歩道をはさんだ立地のため、ほどよく距離が離れているのもポイントという。

築30年以上の古い建物とはいえ、前オーナーが自分のために建てた注文住宅のため、家のつくりがしっかりとしていたことも購入を後押し。リノベ前は1階に茶を点てるための囲炉裏もあったとか。

残念なところ

「引っ越し前からわかっていたことですが、木造なので寝室のある1階はけっこう寒いですね」と綾子さん。一方、リビングのある2階は光が入るため、日中はポカポカとあたたかい。

「床暖房も考えたんですが、今回は予算のこともあって見送りました。2階にはガス栓があるので、冬はガスヒーターを使っています」

お気に入りのアイテム

ワークスペース

主に綾子さんが使っているワークスペース。小窓からの目線の抜けが気持ちよく、造作の棚はリノベ前から付いていたお気に入り。部屋は特注の引き戸で仕切れるようになっていて、友人が来たときはゲストルームとして使用可能。

「扉は新しくつくったものですが、できるだけ既存に近い雰囲気にしています。木目の色もそうですが、レールや取っ手に使う金物などは、全体の統一感を見て選んでいます」と後藤さん。

レトロな照明


階段のペンダントは既存のもの。どこのメーカーかは分からないそうだが、ときどき古い建物の店に行くと、同じ照明があったりするという。いまではあまり見かけないようなデザインが気に入ってるそうで、玄関の上についているレトロな照明も初めから付いていたもの。

自分たちでDIYした靴箱

玄関の靴箱はすべて自分たちでDIYしたもの。以前住んでいた家の玄関を参考にして、3か月ほどかけてつくりあげたとか。木の素朴な表情が家の雰囲気にマッチしている。

ふたりの愛犬のこと

茨城の保護施設からやってきたというクーシー。名前の由来は、スコットランドに伝わる「犬の妖精」から。後藤さんが仕事で使っていたブロワーが、彼女のお気に入りのおもちゃだそうだ。

「ふたりとも実家で犬を飼っていたことがあるので、いずれは犬といっしょに暮らしたいと思っていました。」

これからの暮らし

「リノベではシンプルに壁を抜いて床を張り替えて、住みやすいキレイな状態にするというのが目的でした。ひとまず工事は完了しましたが、実はまだ手付かずの場所もたくさんあって、1階の応接間はいまもまだ物置状態なんです。なので、ゆくゆくはカメラ機材を保管する棚をつくったりしたいですね」

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