ちょうど今日あたりは、五月病の予備軍が増殖中でしょうか?
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。

来週からGWでウキウキ、ワクワク!でも、今週は何だかやる気がなく、
モティベーションが上がらず、とっても憂鬱・・・何となく時間ばかり過ぎて
ぜんぜん仕事がはかどらず、どうしよう・・・

いわゆる五月病に蝕まれている人はぜひぜひご覧ください。
ちょっとした気分展開になれば嬉しいです。

現在私が執筆している日経新聞の連載「男と女のマネー学」ですが
おかげ様で本日、21回目が公開されました。

今回は「大学費用で自己破産という高齢出産の悲劇・・・
夫はすでに68歳なのに、まだ子供は大学生」

http://www.nikkei.com/money/features/75.aspx?g=DGXMZO8594855021042015000000&n_cid=DSTPCS008



ところで厚生労働省が公表している人口動態統計によると、
第1子出生時の母の平均年齢は36年間で4歳近く上昇し
(昭和50年は25.7歳、平成23年は30.1歳)また40歳から44歳で
出産した女性は2年間で約36%も増加したのですが、
(平成20年は27,522人、平成23年は37,435人。)
それもそのはず。


初婚年齢は18年間で男性が2歳近く
(平成5年は28.4歳、平成23年は30.7歳)女性は3歳近く
(平成5年が26.1歳→平成23年の29.0歳)上昇しており、
未婚出産のケースを除けば、結婚年齢と出産年齢は比例するのは
当然といえば当然です。

以下は厚生労働省の人口動態統計へのリンクです。


・第1子出生時の母の平均年齢は36年間で4歳近く上昇
(昭和50年は25.7歳、平成23年は30.1歳)

・40歳から44歳で出産した女性は2年間で約36%も増加、
(平成20年は27,522人、平成23年は37,435人。)

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka02.html

・初婚年齢は18年間で男性が2歳近く(平成5年は28.4歳、平成23年は30.7歳)
女性は3歳近く(平成5年が26.1歳→平成23年の29.0歳)上昇

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka04.html



相談者が50代の場合、てっきり熟年離婚の相談で退職金や年金の使途は
「妻の老後の生活」だと思いきや、実際には「子供の教育資金」と
いうケースが増えています。


高齢出産の場合、離婚するなら教育費の資金計画は
入念に立てなけれななりません。



退職金や厚生年金、年金保険や預貯金などは、限られたお金なので
老後の資金に充てるのか、子供の教育資金に回すのか、
それとも「離婚後の妻の生活費」に使うのか・・・


誰だって1円でも多く欲しいのだから、夫と妻、そして子という三者三様の利害が
複雑に絡み合えば、揉めに揉めるに決まっています。

だからこそ、熟年離婚は話を切り出してから、
実際に成立するまで数年もかかる・・・
まさに長期戦に十中八九、突入するのです。



<妻と子の収入(離婚後の予想、月額>
妻の月収(手取額) 200,000円
夫からの養育費 170,000円

<妻と子の支出(離婚後の予想、月額)>
家賃 110,000円
水道 8,400円
ガス 26,000円
電気 9,600円
食費 58,000円
インターネット 7,300円
固定電話 2,700円
妻の保険(死亡、医療等)の保険料 6,000円
ガソリン 6,500円
自動車保険料 5,000円
自動車税 3,300円
学資保険の保険料 20,000円
子の塾、習い事 97,000円
妻のこずかい 10,000円
子供のこずかい 4,000円
計 373,800円


今回紹介した「晩婚化に伴う高齢出産」の資金的なリスク(夫が60歳、子はまだ学生)は
夫婦が結婚していようが離婚しようが、夫婦の間に産まれてきた子を
育てていかなければならないので、どちらにせよ夫婦に付きまとう問題ですが、
今回のケースでは離婚というきっかけで資金計画を見直すことができました。



もちろん、夫婦が離婚して別居するより、
離婚せず同居を続けた方が家計の支出は少なくて
済むので今回のリスクは多少、軽減されるでしょうが、
根本的には同じことです。


ですから高齢出産を経験した夫婦は「私は離婚しないから関係ないわ」と
他人事のように軽視することなく、離婚する、しないに関係なく、
今回取り上げた話を気に留めておいて欲しいですね。



(追伸)

現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載ですが
おかげ様で数ある連載のなかで、1回目のページビュー(1日)は
平均の10倍(30万アクセス)を突破したようで
担当者(編集長)さんからお礼の連絡をいただきました。

締切の前日、徹夜したかいがありましたね。

連載をご覧いただき、本当にありがとうございます。
引き続きのご愛顧、よろしくお願いします。

そして昨日、2回目の連載が公開されました。
ダイヤモンドオンラインの連載(2回目)
http://diamond.jp/articles/-/70741


「早いところでは今日からゴールデンウィーク。いいなぁ」
人様のカレンダーをうらやむばかりで、自分はいつになったら休みが取れるんだろう・・・

抜けないトンネルも、晴れない霧も、そして終わらない悩みもないはず?!
だから、目の前のモヤモヤを解消したい人は、
ぜひぜひ、お読みください。

小さな気付きが1つ、2つあれば、執筆者としては
これ以上、嬉しいことはありません。


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