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なぜゲスの極みは結婚しても「もっといい子」を探してしまうのか

2016/07/19 13:27 投稿

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「梅雨明け宣言」なんて名ばかり。

まだまだジメジメと蒸し暑い陽気が続き、
カラっとした爽やかな暑さには程遠いですが、
もう少しの我慢ですね。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。


さて、ここからが本題です。

このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
http://ameblo.jp/yukihiko55/




2016年の前半は
ビックリ仰天の話題が次々と飛び込んできましたね。



「ええ?!」と自分で自分の頬をつねりたくなるほどですが、
先週、世間の皆様を悪い意味で騒然とさせたのはベッキーさんの不倫騒動でしょう。



もともと好感度ランキングで常に上位は入っている
ベッキーさんの裏の顔がまさに「悪女」だったのだから、
裏切られた感はあまりにも強く、清廉潔白なイメージが180度、
ひっくり返るのも当然といえば当然です。


離婚を「卒論」と称して「略奪愛」を正当化し、
妻と別れるように促すのが『本当の姿』だとしたら、
あらゆる方面から総スカンを食らうのも仕方がないでしょう。



例えば、LINEのやり取りやホテルでのツーショット写真が
雑誌に生々しく掲載されており、事実はたった1つなのですが、
とはいえ「誰目線」でこれらの事実を見るのかで、
その印象はまるっきり変わってくるでしょう。例えば・・・



・妻→「結婚から6ヶ月で離婚を切り出されるなんてかわいそう。」
・彼女(ベッキーさん)→「相手が既婚だと分かった時点で別れるべき!」
・夫(「ゲスの極み乙女」の川谷さん)→「わざわざ論じるまでもない。」



ところで週刊誌のスッパ抜きから1週間超。すでに妻目線、
彼女目線での話は論じ尽くされた感がありますが、
夫目線はどうでしょうか?



ほとんど見当たらないのですが、それもそのはず。
結婚しているのに手当たり次第に女を口説きまわるような輩なんて、
わざわざ論じるに値しない。

完全なる極悪人なのだから情状酌量の余地はなく、
彼の気持ちを考える必要はない。

だから「救いようのないゲスですね。はい、終了」と
バッサリ切って捨てたのですが、
他人事のように目を背けても本当に良いのでしょうか?



 「もっと良い子がいるのでは?」

そんなふうに結婚した後も「結婚相手探し」を続けてしまうという珍事を
私は何度も目にしてきたのですが、SNSの浸透、婚活の盛り上がり、
そして人脈の可視化・・・


妻より魅力的な女性が目の前に現れる確率は
飛躍的に上昇しているのだから、決して他人事で済ませるのは危険です。



ベッキーさんの悲劇を「芸能人だから」で片付けるのは早計でしょう。



もちろん、川谷さん自身を擁護したり、
不倫を容認するつもりはありません。



ただ、私たち一般人だって同じような悲劇に巻き込まれる可能性は
十分にあるのだから、川谷さんを反面教師にした方が懸命です。



 今回は私のところへ相談しに来た相談実例を紹介しながら、
話を進めていきましょう。彼は結婚からわずか4ヶ月なのに
「妻よりもっと良い子が見つかったから離婚したい」と
言い出したのですが、これはどういうことでしょうか?




<登場人物(すべて仮名)>
夫:畑中聡さん(42歳。一部上場企業の会社員で年収900万円。)
妻:畑中美紀さん(38歳。派遣社員で年収250万円。)
夫の彼女:クミクミ、りさぽん、あやみ1984、
ゆみきちなど多数(いずれもハンドルネーム)



きっかけは彼が私の目の前で言い放った一言でした。

「結婚4ヶ月なんですが、彼女と別れたいんです!
彼女には不満はないんですが・・・」



喉元に『何か』が引っ掛かったような言い方をするのは
今回の相談者である畑中聡さん。



てっきり聡さんの相談は「成田離婚」の類だと私は
勘違いしていました。



新婚旅行「前」に気付かなかった性格や価値観、
考え方の違いが旅行先で1週間近く、一緒に過ごすことによって
「後」で露わになり、異国の地での寝不足や疲労、
そして「他人」と過ごすという居心地の悪さがイライラに拍車をかけ、
最終的には成田空港で喧嘩別れする・・・


そのような光景は決して珍しくないので、
今回でわざわざ取り上げるまでもありません。



どうしても引っ掛かるのは聡さんの「彼女に不満はない」という一点。
なぜなら「不満がない→別れたい」という文脈は
明らかにおかしいからです。



常識的に考えれば「不満がない→別れる必要はない」が正しいでしょう。
聡さんは一体、何を考えているのでしょうか? 



「子供は2人、欲しいんです!でも彼女は今、38歳。
1人目はともかく2人目は望めそうにありません。だから・・・」


聡さんは恥ずかしげもなく、「彼女の揚げ足とり」としようしたのですが、
そもそも、おかしな話です。



なぜなら、早ければ「付き合い始めるとき」、遅くとも
「婚姻届を提出するとき」には、聡さんは彼女の年齢を
把握していたはずだからです。



結婚前提の交際を始めるのなら、相手の年齢は最大関心事ですし、
万が一、彼女が途中までサバを読んでいたとしても、
婚姻届には実年齢(生年月日)を記入しなければならないので一目瞭然です。




もともと2人目の子供が欲しいのなら、最初からもっと若い子と
結婚すれば良かっただけでしょう。



今さら38歳の新妻に向かって「君は年をとりすぎているから別れて欲しい」などと
切り出すなんて無謀すぎると言わざるを得ませんが、
本当に年齢だけがネックなのでしょうか?



聡さんは安くはない料金を払い、私のところへ相談しに
来ているにも関わらず、あろうことか隠し事をしていたのです。



聡さんが隠せるものなら隠したかった秘密とは一体、
何なのでしょうか?



聡さんはようやく観念したのか、
やっと本音を口にしたのです。


「繰り返すようですが、彼女に不満はないんです。
でも、もっと良い人がいるのでは?と思い始めてしまって・・・」



(次回に続く)

現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
『実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」』ですが
おかげ様で本日、22回目が公開されました。

今回は『不倫した妻の「その気はなかった」という嘘に
どう対処したらいいか』です。

男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!

ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。

http://diamond.jp/articles/-/85862

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