ラーマガ限定「NAKED」#023
中華そば ムタヒロ『アジのかけ塩中華そば』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。
第23作目となる8月は、国分寺の人気店『中華そば ムタヒロ』が登場。店主の牟田伸吾さんが生み出した一杯は、アジ干しを味の中心に据えて、昔ながらの中華そばをも彷彿とさせる、新しくもあり懐かしさもあるNAKEDになりました。じんわりとどんどん旨味が増していく味わいをご堪能下さい。
山路力也
店によって様々な味を提供しているムタヒロ。だからこそ、いったいどの店でどんな味のNAKEDを出してくるのだろう?とワクワクして連絡を待ったが、本店でアジ干しを使ったもので行くという。直球勝負だ。
双喜文と雷文の昔懐かしいラーメン丼に、澄明なスープと麺が見える。そこに2種類のネギ。香ばしい味わいはアジ干しの粉を焦がした香味油の仕業。房総産のアジ干しの持つ旨味を能登産の塩がしっかりと引き出しているスープがとにかく美味しい。そこに合わせられる麺も昔ながらの中華そばをイメージして切り出した多加水麺。上品なのに力強さを感じる組み合わせ。食べ進めていくほどに、その印象が強くなっていく。
色味とアクセントに細かく刻んだパプリカとレモンが入ることで、ノスタルジック一辺倒ではなく今のラーメンに落としこんでいるのもさすが技あり。グイグイスルスルとあっという間に完食させる牽引力を持った佳作だ。
山本剛志
国分寺駅周辺に立てつづけにラーメン店3軒と串揚げ屋を開店させ、先日西国分寺駅前に新店開店を発表した「ムタヒロ」。こちらのお店に入ると、なんか楽しい気分になる。これはご主人の笑顔からなのか、かぶっている麦わら帽子のせいなのか。そんな楽しさを自然に感じられるNAKEDを考案してくれた。
スープにはアジを使い、魚介の味をしっかり楽しめるように塩味。塩ダレには能登の塩を使っているそうで、尖った所の少ないスープは滑らか。アジの煮干粉を使った焦がし油をかけていて、アジで丼の中をまとめている。麺は凪製麺で作っているムタヒロ通常の加水高めの麺帯を、通常よりも補足切り出している。細い分、麺の食感が分かりやすくなっていて、かけで食べても気持ちよく啜れる。
薬味にはネギを多めにかけ、パプリカで色づけ。そして刻んだレモンを不意に噛めば、酸味で口の中全体がリフレッシュされる。このレモンの存在感が夏らしく、ムタヒロの楽しさを具現化した一杯になっている。夏ならでは、ムタヒロならではのかけラーメンを食べてみてほしい。
【NAKED #023】
中華そば ムタヒロ(東京都国分寺市南町3-15-9/JR線「国分寺」駅より徒歩1分)
「アジのかけ塩中華そば」600円
販売期間:8月1日(土)〜30日(日)
※杯数限定販売になります。売り切れの場合はご容赦下さい。
※中華そばムタヒロ(1号店)のみの販売になります。系列店での販売はありません。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。