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ラーマガ限定「NAKED」#070
らーめん一辰『鶏と豚の塩かけらーめん』
実食インプレッション

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 ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。

 第70作目は亀有に今年オープンした注目店『らーめん一辰』が登場!店主の赤澤俊治さんが作り出す一杯は、鶏と豚の旨味が優しく広がるNAKED。らーめん一辰らしさは残しつつも、新たな味わいを表現した深みのあるNAKEDが完成しました。


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 今回の「らーめん一辰」は今年オープンしたばかりの新店である。基本的にこのNAKEDという企画は、ラーメン職人としての経験や力量、引き出しが必要とされるため、まっさらな新店にお願いすることはほとんどない。店主の赤澤さんはこの店が初の店となるのでまっさらな新店なのだが、これまで人気店の数々で経験を積んできているのと、同時に多くの人気店を輩出しているラーメン学校「鳥居式らーめん塾」でも色々なラーメン作りを学んで来ている人物。迷うことなくお願いした。

 何でも作れるというのは便利なようで厄介だ。一つの味しか作れなければ、その道を究めればいい。もちろんそれも大変だが、やるべきことは一つしかない。しかし赤澤さんのように色々なラーメンが作れる人は引き出しが多いあまり、どの引き出しを開ければいいかで迷う。実際、自身のこの店を出す時もギリギリまで色々なラーメンを模索して、現在の味に決めた。そんな赤澤さんがどんなNAKEDを作ってくれるのか期待したところ、正攻法で真っ直ぐな赤澤さんらしい一杯が出来上がった。

 通常は鶏だけのスープだが、豚ゲンコツの清湯をさらに取って合わせたダブルスープ。具がない分スープに意識がいくので、よりスープの旨味を強くしたわけだ。そこに合わせる大成食品の多加水麺は、通常と同じ麺を使ってはいるが、通常茹でる前に手揉みしているのをストレートな状態で提供。スルスルと麺とスープを楽しむことが出来るようにした。そしてほのかに香る鶏油の甘い香り。飛び抜けたインパクトがあるわけではなく、じんわりしみじみ美味しいかけらーめん。実に一辰らしい、赤澤さんらしいNAKEDが誕生した。

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 数多くの新店が登場する東京のラーメン界にあって、実直な味作りをしている亀有の「らーめん一辰」。ご主人の赤澤さんにNAKEDを依頼したと聞いて、どのようなかけラーメンが出てくるのかに興味が湧いた。

 レギュラーメニューで使われる鶏ベースのスープをメインに使う事は想像できたが、そこに豚ゲンコツの清湯スープを別に採り、それをあわせた「鶏×豚のダブルスープ」にまとめてきたのには驚いた。そこに鶏油を加えて味を整えているが、この店のレギュラーメニューに比べると、素材が多い分賑やかな味つけになっている。これならば、具がなくても物足りなさはない。そして、その味を素直に受け止められるように、タレはオーソドックスな塩味でまとめ、通常は茹でる前に手もみを加えている多加水中太麺を、手もみせずにストレート麺にして茹で上げている。

 基本のラーメンよりも値段を抑えているが、同額とってもいいんじゃないかと思えるほど、完成度と質感の高い一杯。是非食べてみて、新店の新たな技を感じ取ってほしい。


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【NAKED #070】
 らーめん一辰(東京都葛飾区亀有3-10-11/JR線「亀有」駅より徒歩5分)

 「鶏と豚の塩かけらーめん」650円 ※一日10杯限定
  販売期間:10月2日(水)〜10月31日(木)

   ※一日10杯限定の販売となります。売り切れの場合はご容赦下さい。
   ※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。