ラーマガ限定「NAKED」#062
麺処まるわ『作草部式焼きラーメン すっぴんカレー』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第62作目は西千葉の実力店『麺処まるわ』が満を持しての登場!店長の庄野勇さんが創り出した一杯は、スープと麺を鍋で一体化させたNAKED。カレーと味噌、豚骨と魚介が織りなす味のハーモニー。シリーズ初となるカレー味のNAKEDが完成しました。
山路力也
2008年創業と、十年以上にわたり人気を集めている実力店が満を持しての登場。今の時代、十年お店を続けていくということは大変なこと。そんな中で今も地元に密着した営業スタイルで人気を守り続けているのは素晴らしい。
作草部や西千葉のエリアは、千葉大学をはじめ多くの学校がある文教地区。そういう場にカレーラーメンを根付かせたいというのが、店長の庄野勇さんの思いだという。今回のNAKEDもカレー味で、これはNAKED史上初のカレーラーメンということになる。「作草部式焼きラーメン」という名前は、調味料やスープ、そして麺も含めて鍋で焼きながら仕上げていくことから。ある種、タンメンや札幌味噌ラーメンの製法にも近いスタイルとなっている。
ベースとなるスープは豚骨で、そこに味噌、カレー粉、小麦粉と生姜やバターを入れて鍋の中でカレースープを作る。隠し味となるのは自家製のトマトパウダー。トマトの酸味は前に出ずに旨味だけを加えたような、まさに隠し味となっている。表面に掛け回されたオリジナルのソースは魚介と辛味をプラスする味変的なアイテム。これらの要素がどれも突出することなくバランスよく配されているので、最後まで飽きずに楽しむことが出来る。
NAKEDは麺とスープだけを楽しむもの。とにかくスープが美味しく麺とのバランスも絶妙なので、NAKEDらしいラーメンと言える。ただ、最後に残ったスープに白飯を投入したくなってしまうのは、カレー味の宿命か。
山本剛志
千葉市作草部、複数の大学が近くにあって学生街でもありつつ、幅広い世代のお客さんがやってくる「麺処まるわ」。豚と鶏の旨みを引き出した「濃旨」と、鶏のじんわりした味わいが広がる「淡麗」の2種類のスープをメインに、つけ麺や汁なしなど、豊富なメニューでお客さんの好みに応えている。
そんな「まるわ」が提供してくれたNAKEDは、62作目で初の「カレーラーメン」。それもスープにただカレー味を合わせたものではなく、「濃旨」ベースのスープにはとろみをつけたカレー。そこに魚粉、唐辛子を加えたカレーソースを加えていて、一本調子にならない味わいを出している。玉ネギや生姜が入った事で温まる味になっていて、この季節にもマッチしている。浅草開化楼の平打ち麺がカレースープに馴染んでいき、「具が見えないカレー」の奥深さを堪能できる。
シンプルに見えて複雑なカレー味の真髄をラーメンで楽しめる。かけラーメンじゃなさそうで、しっかりとかけラーメンにまとめられている。
【NAKED #062】
麺処まるわ(千葉県千葉市稲毛区轟町4-1-13/JR線「西千葉」駅より徒歩8分、千葉都市モノレール線「作草部」駅より徒歩1分)
「作草部式焼きラーメン すっぴんカレー」850円
販売期間:1月22日(火)〜2月24日(日)
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。