ラーマガ限定「NAKED」#061
麺屋一燈『豚そば』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第61作目は新小岩の超行列店『麺屋一燈』が満を持しての登場!店長の鶴崎直哉さんが創り出した一杯は、豚の旨味を極限まで抽出したNAKED。深みのある豚清湯スープとオリジナル多加水麺との見事な融合。途中で味の変化も楽しめる存在感あふれるNAKEDが完成しました。
山路力也
今や東京はおろか全国でも屈指の人気店となった「麺屋一燈」。海外にもライセンス店を展開するなどその活躍は国内に止まらず、麺屋こうじ(佐貫大勝軒)グループ出身者としては「中華蕎麦とみ田」と並ぶ成功例と言って良いだろう。店主の坂本さんとは同い歳で、独立前からお付き合いがあるが、実直で真面目な人柄は今も変わることがない。
今回のメニューは本店店長の鶴崎さんが担当。以前、限定メニューで豚清湯ラーメンをやったことがあるそうで、その美味しさをもっと磨いていきたいと今回のメニュー設計になったという。スープはゲンコツ、背ガラなどの豚骨に豚肉や豚足、背脂と豚だけで取ったもの。そこに心の味食品の手揉み風の多加水麺が泳ぐ。豚の旨味と甘みが広がるスープと味わいと食感に印象が残る心の味の麺が見事に調和。薬味も使わずに麺とスープだけに集中するというNAKEDの本質を見事に捉えた一杯になっている。
添えられたジュレは味を変化させるためのもの。鶴崎さん曰く「豚だと後半に重く感じてしまうので」とのことだが、正直味変をさせる必要がないほどの完成度で、油断していると使わずに食べ切ってしまいそうだ。しかしハマグリの出汁を使ったジュレを溶かすと、その味わいが一気に変化してハマグリに引き出されたかのように、今まで見えてこなかった豚の旨味すら感じるようになる。力強く、優しく、そして楽しいNAKEDが生まれた。言うまでもなく必食の一杯だ。
山本剛志
行列が長くなったために、最近はネット予約も導入している「麺屋一燈」。忙しいお店にNAKEDをお願いするのは気が引けたが、この店がどういったかけラーメンを出してくれるかにも興味が湧いて依頼してみたら、快諾をいただいた。
今回、レシピを作ったのは鶴崎店長。鶏清湯と鶏白湯のラーメンとつけ麺が看板メニューの麺屋一燈で、今回のスープは「豚」を主役に。豚のゲンコツと背ガラを中心に煮立て、チャーシューの煮汁を加えて味を調整。具が乗らないラーメンという事も考え、ガラの量はそのままに、煮込む時間を1時間プラスして、味を更に引き出したそう。スープの上には豚背脂を振りかけている。
麺はつけ麺で用いられる、心の味食品の多加水太麺を使用。スープの麺の組み合わせがガッツリとしているので、後半に味が飽きないよう、ハマグリの出汁を使ったジュレを別皿で提供している。
試作時は醤油味をいただいたが、その後食べた人の情報によると、塩味でも提供しているとの事。これだけ力強いスープなら、塩味で食べてみてもインパクトが更に高まるはず。まだ食べてない人はもちろんの事、一度食べた人も、もう一つの味を食べてみてほしいです。
【NAKED #061】
麺屋一燈(東京都葛飾区東新小岩1-4-17/JR線「新小岩」駅より徒歩3分)
「豚そば」900円
販売期間:11月26日(月)〜12月28日(金)
※昼10杯、夜10杯の提供になります。
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。