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ラーマガ限定「NAKED」#057

2018/08/06 00:00 投稿

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ラーマガ限定「NAKED」#057
中華そば 萬福『かけ塩中華そば』
実食インプレッション

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 ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。

 第57作目は東京屈指の老舗『中華そば 萬福』が登場!店主の久保英恭さんが創り出した一杯は、従来のスープやタレとは全く異なるNAKED。醤油ラーメンを長年出し続けてきた萬福が挑戦する塩のNAKED。老舗の伝統と技が惜しげもなく注がれたNAKEDが完成しました。


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 屋台としての創業は大正時代である。現在の銀座二丁目に店舗を構えてからも90年近く続く老舗中の老舗である。当然のことながらNAKED史上もっとも長い歴史を持つ店の登場となる。得てして老舗は創作系のメニューはあまり出さないことが多いが、時々「賄いです」と言ってメニューにないラーメンなどを出してくれることがあり、いつかはNAKEDをお願いしようと思っていた。

 ただでさえシンプルな中華そばを提供している萬福がどうNAKEDと向き合うのか。通常は醤油ラーメンの店だが、メニューにはない塩味で持って来た。通常のスープをベースにしつつも別取りした魚介系のスープなども合わせたダブルスープがとにかく深くて円い。そのスープの美味しさを損なわないようにと、味付けは敢えて内モンゴル産の岩塩とほんの少しの醤油のみ。このスープがとにかく美味しくて、しばらく麺を食べるのを忘れてしまうほど。そして麺は浅草開化楼の細麺で食感喉越しが良く、スープにも負けていない。

 流石というかお見事というか、百年続く老舗の底力をまざまざと見せつけてくれた萬福のNAKED。毎回言っていることだが、今回も必食だ。

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 ラーマガNAKEDは、創作意欲を強く持った店の為の企画で、若手・中堅どころの皆さんに参加してもらおうと思って始めていた。それだけに、東京ラーメンの老舗を代表する「萬福」の登場には驚いたが、三代目のご主人によるNAKEDは、萬福のレギュラーメニューにない「塩ラーメン」での登場に相成った。

 通常のスープに、萬福では用いない魚介系のスープなど、3種類をプラスしたもの。魚介出汁の匂いをじんわりと漂わせつつ、バランスが取れたもの。スープへの味付けは、シンプルに内モンゴル産の岩塩と数滴の醤油のみ。タレを使わなくても、スープの妙味で味を構成しきっている。

 そのスープを丁寧に持ち上げるのは、浅草開化楼の細麺。丁寧に茹でていながらシャッキリとした食感が、啜るほどにスープの魅力を口の中に伝えてくれる。

 老舗の果敢なチャレンジが丼に結実した一杯。食べ逃す事のないように、まずは銀座に足を運んでほしい。


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【NAKED #057】
 中華そば 萬福(東京都中央区銀座2-13-13/東京メトロ線「東銀座」駅より徒歩3分)

 「かけ塩中華そば」900円
  販売期間:7月21日(土)〜8月20日(月)

   ※一日20杯限定
   ※売り切れの場合はご容赦下さい。
   ※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。

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