みなさま、こんにちは|。・ω・)ノ ジャーマネです。
秋が深まる中、いかがお過ごしですか?
季節の変わり目で風邪をひかれてはいませんでしょうか?
……私は毎年ひいております(;´Д`)キヲツケナイト


さて、みなさんにクイズです(`・ω・´)
以下の4つの特徴を持つある有名人物がいます。
それはだれでしょうか?

・甘いもの大好きなのに胃が弱い
・犬派なのに猫派だと思われいる
・英文学者なのに英国が大嫌い
・気難しい性格なのに弟子たちには優しい


それでは、シンキングターイム、スタート!


ちゃっちゃちゃら~ら
 ちゃっらちゃら~ら

♪ ∧,_∧  ♪   
   ( ´・ω・) ))     
 (( ( つ ヽ、   ♪ 
   〉 とノ ))) 
  (__ノ^(_) 


 ちゃっちゃちゃら~ら

ちゃっらちゃら~ら

   ∧_,∧ ♪    
  (( (・ω・` )      
♪  / ⊂ ) )) ♪ 
  ((( ヽつ 〈 
   (_)^ヽ__)


ぱらららら!
 ぱらららら!

    ∧_∧ ♪   
   (´・ω・`)  ♪  
   ( つ つ 
 (( (⌒ __) )) 
    し' っ 

 はーーうっ!

 ♪ 
  ♪ ∧_∧ 
    ∩´・ω・`)    
    ヽ  ⊂ノ 
    (( (  ⌒)  )) 
      c し'



さあ、答えをどうぞ!







……え、わからない?(・ω・`;)








答えは、この方↓

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そう、夏目漱石です。
教科書で読んだ『こころ』、前の1000円札の人といえばお分かりかと思います。


今回紹介したい本は、この夏目漱石がどんな人だったか、そして彼がどんな人々に愛されたかを描いた四コマ漫画……


[my本棚]・ω・´)っ『先生と僕~夏目漱石を囲む人々~』

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です(*`・ω・´*)ゝ

今回も試し読みページがありますので、まずはこちらを試し読みください。
試し読み

また、以下をWEBリリースから抜粋
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どうですか、「へー、こんな人だったんだ」と思いませんでしたか?
先にあげた4つの特徴。私はこの漫画を読んで初めて知りました(*゚∀゚*)

この漫画のすごいところ、面白いところはたくさんありますが、あえて一つに絞ったなら、著者も登場人物たちも、夏目漱石を心から愛していることでしょう。

著者の香日ゆらさんは一巻のあとがきで、漱石オタクが高じてこの漫画を描かないかと声をかけられた、と書いてます。
試し読みでも十分伝わってくると思いますが、膨大な資料を読み漁り面白い史実を探し、それを描き上げる労力は、尋常ではありません(*`・ω・´*)
この漫画は全四巻。そこで語られるエピソードは、どれも温かく、微笑ましいものです。
こんなことができる香日ゆらさんは、なみのオタクじゃありませんよ(ほめ言葉です)。

また、この本の中に出てくる、たくさんの夏目漱石の弟子たち(*´ω`*)

平塚らいてうとの心中未遂を小説にして発表するなどした作家の森田草平
児童文学雑誌『赤い鳥』を創刊し、日本の児童文学運動の父と言われる鈴木三重吉
夏目漱石の生涯を全集としてまとめ上げたドイツ文学者の小宮豊隆
先生の弟子でありながらも親友として交流した物理学者の寺田寅彦

他にも、漱石の弟子として名を連ねる、内田百閒、中勘助、松根豊次郎、安倍能成、野上豊一郎、芥川龍之介などなど、日本の文学界に名を残したそうそうたるメンバー。

彼らが夏目漱石に、そして、夏目漱石が彼らに向けるまなざしは、深い愛情に満ちています。
濃密で幸福な交流……人生かくありたいと思うものばかりです(*´Д`)

私が本書をおすすめした理由。
それは、この温かい交流を、みなさんにも知ってもらいたかったからです。

実は私も同じように、大学で恩師に出会って人生が変わった経験を持っています。
ただの本好きだった私を、出版社で仕事をできるように育ててくれたM先生。
先生には、夏目漱石の弟子たちのように、大変温かい指導を頂きました。
彼がいなかったら、今の私はまったく違ったことをしていたでしょう。
今でも時折、大学に足を運んでは、趣味や仕事の話しやアドバイスをもらうなどしています。
それは私のプレイベートな時間の中で、もっとも大切な時間です。

このブロマガ読者は、比率としては学生さんが中心です。
なかでも、高校二年生、今年、受験を控えている方が多くいると思います。
夏期講習や模擬試験で、思うような結果が出なかった方もいるのではないでしょうか?
そんな方がもしいたら、この本を勉強の休憩に読んでみてください。
誰かに深く学ぶことが人生でどれだけ大切か、ご理解いただけるかと思います。
自分の目指す道の先にこんな先生がいるかもしれない。
そういう希望が、勉強の励みになったなら嬉しいです。


今回の「Pの中のおすすめの何か」はここまでです(○´ω`○)
読書の秋なのでもっと読み応えのある本を紹介しようと思いましたが、日本の現代文学が始まった最初のころの話も面白かなと思い、この本にさせていただきました。

同じ著者の夏目漱石エッセイ『漱石とはずがたり』は、もっとディープな漱石LOVEにあふれています。
両方読めば、あなたも漱石先生に夢中になること間違いなしです(`・ω・´)

ご精読ありがとうございました! 食欲の秋ですので、食べ過ぎにご注意ください!

【ジャーマネ】

PHP研究所 PHP-COMIXの編集および広報全般担当。各種WEBサイト管理人、Twitterの中の人その2として活動中。学生時代、国語の授業中は、教師の話そっちのけで国語便覧を読み漁っていました。国語便覧と社会科資料集だけ、中学時代から今も捨てずにとってあります。国語の教科書に掲載された話しの中で一番好きなものは『素顔同盟』なアラサー編集者( ・ω・)オモシロイヨ


◎バックナンバー

【第0回】 ごあいさつ
【第1回】『鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本』
【第2回】 九井諒子さんの作品集×3作品
【第3回】『ヨルムンガンド』『乙嫁語り』『小南正太郎、家から出るをはじめました。』
【第4回】 へんしゅうちょの机
【第5回】『風の谷のナウシカ』
【第6回】『ここはグリーン・ウッド』
【第7回】『ワカコ酒』
【第8回】『ピンポン』
【第9回】『銭ゲバ』
【第10回】『ペルソナ3・4』
【第11回】『11人いる!』
【第12回】『All You Need Is Kill』
【第13回】『虹の娘』
【第14回】『ペルソナ3・4 その2』
【第15回】『夏と花火と私の死体』
【第16回】『3D彼女‐リアルガール‐』『ノーゲーム・ノーライフ』『君と僕。』
【第17回】『Play Dead』『CARGO』
【第18回】『スペース☆ダンディ』
【第19回】『幽★遊★白書』
【第20回】『白アリッッ!』『Alicemare』『Alice in musicland』
【第21回】『思い出のマーニー』
【第22回】『きのう、何食べた?』