「論文を読めるようになりたいんです!」みたいなことをよく言われるわけです。そりゃあ一次情報に当たれたほうが便利ですもんね。
で、いつもお答えするのは「論文を読むのなんて簡単っすよ」ってことです。というのも、論文って文章の構造はかっちり決まってるし、小難しい文法も使ってないしで、たいした英語力がなくても読めるんですよね。
事実、私もそこまで英語力が高いわけじゃなくて、口語や省略だらけの小説なんかはいまも難儀します(ジェイムズ・エルロイとか)。英会話もあんま得意じゃないし。
こうなると、あとは「統計をどう読むか?」みたいな話になるんですが、こちらもそこまでの知識が必要なわけじゃないです。もちろん論文を書く側には高度な知識が必須ながら、たんに内容をつかみたいぐらいなら基本的な用語の意味ぐらいを押さえておけばなんとかなります。
まぁそこからさらに進んで、
- このデータの取り扱いって本当に適正なの?
- なんか筆者に都合がいいような結論になってない?
- 従来のデータと食い違いがない?
みたいなポイントを見抜きたい!って段階になると、それなりの統計知識と数をこなす作業が必要にはなります。
といっても、ここについては専門家でもできてる人は少ないし、かくいう私も読解に失敗するケースはよくあります。まぁ、いきなり高みを目指してもしかたないんで、とりあえずはあまり統計の知識がいらないレビュー論文なんかを読んでいくと楽しくていいんじゃないでしょうか。
ってことで今回は、「論文の世界に触れてみたいぜー」って方に向けて、良質な文書をピックアップしてみます。選別のポイントは、
- 無料でフルテキストが読める
- 進化医学の基本がうまく解説されている
ってあたりを基準にしてます。個人的にパレオダイエットを始めたときにお世話になったものが多いです。
正直、どんだけ需要があるかはわからんのですが、「パレオチャンネル」の登録者さんはモチベーションが高そうなんで、こういうのもアリかなーと(笑)
コメント
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試しに読んでみたら90%ぐらいの単語の意味が分からなかった
(ID:13722462)
アニキ!これだよ!最高だよ!
(ID:19038574)
とても嬉しいでし