外為市場で円高・ドル安基調がやや一服したことに加え、3月期末の配当取りを狙った買いも株式相場を下支えしました。
個別にみると、日本オラクル(4716)、任天堂(7974)などの上昇が目立ちました。パーク24(4666)、大塚商会(4768)なども含め、海外経済情勢の影響を受けにくい内需型で好業績が見込まれる銘柄が値上がり率の上位を占めました。
先週、再生医療関連、フィンテック関連などが動意付いていることに言及いたしました。今後もこうした物色動向が続くと見込まれます。
総合商社では、三井物(8031)、三菱商(8058)が大口の減損損失が発生することを公表、16年3月期の純損益が初めて赤字に転落する見込みであ るとしました。両社とも16年3月期の配当予想を変更しなかったことで、目先の悪材料出尽くし感から、25日は株価が戻り歩調となりました。
次は、17年3月期の配当方針、投資方針が注目されます。
(水島寒月)
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