週初の1日は、前週29日に日銀がマイナス金利を導入したことを契機に円安が進行したこと、株式などリスク資産に運用資金が向かうとの期待から、日経平均は346円高と堅調でした。
しかし、原油市況が再び下落したことや、海外の株安、国内企業の第3四半期決算で通期見通しの下方修正が相次いだことなどから、2日以降、株価は続落。為替が再び円高方向に振れたことなどと相まって、5日には日経平均が1万7000円を割り込んで取引を終えました。
一方、長期金利は過去最低水準を更新し続けています。
マイナス金利導入の影響に関しては、戸惑いの声も多く聞かれ、否定的な意見も目立ちます。しかし、金利低下圧力が継続するなかでは、時間はかかっても株式の評価は必ず高まるものと思います。
原油安、新興国の景気などに対する過度な警戒感が和らぐ局面では、再び株高基調に戻るものとみています。
(水島寒月)
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