今週(11月9~13日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で331円31銭、率にして1.7%上昇しました。4週連続の上昇です。
円安の進行、それに伴う国内企業業績の改善期待、国内経済指標の改善などを背景に12日まで7営業日連続上昇。12日には、8月20日以来、約2カ月半 ぶりの高値をつけました。13日は、前日の欧米株式相場の下落、商品市況の下落などを受けて8営業日ぶりに反落しました。
週間ベースで、上昇率、下落率の高かった銘柄を調べますと、上昇率の高かった銘柄は、アルバック(6728)、コロプラ(3668)、戸田建(1860)などが並びます。いずれも、好業績見通しあるいは業績見通しの上方修正を発表した銘柄です。
一方、下落率の上位銘柄は、日本曹達(4041)、アシックス(7936)などで、こちらは業績見通しを下方修正した銘柄です。
東証1部の3月決算企業(除く金融セクター)の4~9月期決算は、前年同期比で2割以上の営業増益となったようです。通期の会社予想は前回第1四半期決算時に比べ、営業利益ベースで、わずかながら増額修正となったようです。
全ての決算が出揃うまで多少変動はあると思いますが、総じて決算は堅調と評価出来ましょう。
来週16日には、国内の15年7~9月期実質GDP成長率(1次速報)が発表されます。主要シンクタンクの予想の中心は前期比年率0.3%のマイナスで す。予想通りマイナスになりますと、4~6月期から2四半期連続のマイナス成長となります。15年度の補正予算の編成など政策期待が一段と盛り上がるので はないでしょうか。
ただ、国内景気は、トヨタ(7203)の新型プリウスの生産が本格化する12月あたりから、生産、輸出が持ち直し、緩やかながら自律的な回復に向かうものと予想します。
16年1月に召集される通常国会で補正予算が通過し、執行されれば、国内景気は回復が加速するのではないでしょうか。これは、7月頃の参議院での勝利を目指す政府・与党にとっては都合の良い展開といえます。
これを好感し、株価も16年前半に向け、株価は上昇基調を維持するものと予想します。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
円安の進行、それに伴う国内企業業績の改善期待、国内経済指標の改善などを背景に12日まで7営業日連続上昇。12日には、8月20日以来、約2カ月半 ぶりの高値をつけました。13日は、前日の欧米株式相場の下落、商品市況の下落などを受けて8営業日ぶりに反落しました。
週間ベースで、上昇率、下落率の高かった銘柄を調べますと、上昇率の高かった銘柄は、アルバック(6728)、コロプラ(3668)、戸田建(1860)などが並びます。いずれも、好業績見通しあるいは業績見通しの上方修正を発表した銘柄です。
一方、下落率の上位銘柄は、日本曹達(4041)、アシックス(7936)などで、こちらは業績見通しを下方修正した銘柄です。
東証1部の3月決算企業(除く金融セクター)の4~9月期決算は、前年同期比で2割以上の営業増益となったようです。通期の会社予想は前回第1四半期決算時に比べ、営業利益ベースで、わずかながら増額修正となったようです。
全ての決算が出揃うまで多少変動はあると思いますが、総じて決算は堅調と評価出来ましょう。
来週16日には、国内の15年7~9月期実質GDP成長率(1次速報)が発表されます。主要シンクタンクの予想の中心は前期比年率0.3%のマイナスで す。予想通りマイナスになりますと、4~6月期から2四半期連続のマイナス成長となります。15年度の補正予算の編成など政策期待が一段と盛り上がるので はないでしょうか。
ただ、国内景気は、トヨタ(7203)の新型プリウスの生産が本格化する12月あたりから、生産、輸出が持ち直し、緩やかながら自律的な回復に向かうものと予想します。
16年1月に召集される通常国会で補正予算が通過し、執行されれば、国内景気は回復が加速するのではないでしょうか。これは、7月頃の参議院での勝利を目指す政府・与党にとっては都合の良い展開といえます。
これを好感し、株価も16年前半に向け、株価は上昇基調を維持するものと予想します。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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