平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、本日弊社は添付の通りで弊社の孫会社にあたるHirata Engineering Thailand(以下 HET)が、MVP社と株主間協定書を締結致しましたのでお知らせ致します。
 MVP社とは、投資目的の為に設立された法人でありますが、イタリアン・タイ・デヴロップメント社(以下 ITD)の上級副社長や、ITDの創業家が全 株式を保有する会社であります。ITDは1958年に設立されたタイ国最大の総合建設業者であり、タイでは非常にメジャーな企業であり、この会社と関係を 持つ事自体がステータスとなる様な企業であります。

 今後はHETと成長戦略を共同で策定し、タイ国内でのビジネスの拡大を図っていく所存でございます。今後ともご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
(平田機工 IR推進室)






 冒頭から平田機工のIR担当者のご挨拶文を掲載して何のことかお分かりにならないかも知れませんが、申し訳ありません。

 このご挨拶文をある投資家にお送りしたことで株価に小さな火がついたようです。これが大きな火になっていくかはわかりませんが、少なくとも刺激とはなったようです。



 モノづくり企業を支える生産エンジニアリングビジネスでユニークな事業活動を展開する平田機工(6258)が適時開示ではなく任意開示として発表したことが市場で評判となり、低迷してきた株価が一気に上昇に転じてきました。

 昨年の今頃、私はある投資家と熊本にある平田機工(6258)を訪問(その頃はまだ阿蘇も噴火しておりませんでした)しました。なぜ平田機工にわざわざ 飛行機に乗って訪問したかと言うと、ロボット関連なのに株価がとにかく安い。PBRが0.3倍台はないだろうという思いで会社の話を聞いてみようというこ とになったのです。

 田舎の会社だから、その当時の株価が600円前後に放置されるのは致し方がないと思っていましたが、どうも業績も良さそうとの感触が出てその投資家の方とも一緒に更に関心を持つに至りました。きっとその投資家の方は結構安い時期に買われた筈です。

 株価はその後、サプライズのある好業績を発表して本年6月には一気に1200円台まで上昇しました。これで株価は倍化。さすがに企業訪問すると成果が違 います。その投資家の方とほくそ笑みましたがその矢先に全体相場のクラッシュ。同社の株価も801円という安値まで下げてしまったのです。でも、私として はそこで逃げる訳にはいかず、改めてIR担当者とミーティングやメールでのやり取りを行いました。

 同社の第1四半期決算は通期の経常利益計画が22億円なのに対して既に9億円を計上。これまでは下期の方が良いというのが同社の特徴でしたので何で通期を変えていないのかを質問したところ、答えは簡単。
 中国の状況も不透明で受注残も多少減少したので慎重に見て変えてないとの説明がありました。第2四半期までは第1四半期と同じペースだとの話で、このまま行けば第2四半期累計の経常利益は18億円になる・・。

 そうなればよほど景気が悪くならない限りは上方修正するだろう・・。と言うのが私の勝手な結論。

 しかも下期は米国の自動車メーカーGM、FORD向けの受注が期待できるともコメントを頂き、景気が上向いている米国経済の恩恵を受けそうとの感触を得た。中国はコストダウンを図るために内陸部に移動してますが、ASEANではタイに注力するそうです。

 今回はそのタイでの活動で朗報があったのです。同社の今回の任意開示発表の際の挨拶文です。タイの最大手ゼネコンと手を結ぶことでビジネスが本格化して くるとの感触を得てその投資家にもお伝えしたところ、興味を持たれ、買いの手を入れたようです。その結果、株価は900円台まで上昇。果たしてこの後 は・・。

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(炎)


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