これに続く日本の株式相場も再び18000円台乗せ。
国慶節で長期の休日を迎えた上海市場が休場となる中のしばしのブル相場なのかも知れませんが、この間に半値戻りが狙える展開になってほしいと願う皆さんもお見えなのかも知れません。
安保法案が成立したことで安倍首相は今週、内閣改造を行い、景気対策を打ち出すことになります。「1億総活躍時代」をキャッチフレーズとしてどのような 景気対策が打ち出されるのかと思いは募りますが、人が活躍する革新的な新産業を生み出していくことが恐らくはポイントとなると思われます。
既に2020年の東京オリンピックまでにクルマの自動運転を実用化させる話が安倍首相の口から飛び出し、VW問題で値下がりしていた自動車各社が注目を集めそうな雰囲気ですが、そこにはあるベンチャー企業が関わっています。
ZMPというロボット開発の企業ですが、現在は車の自動運転をテーマにしたR&Dを続けており、株式市場にももう間もなくデビューすると言われていま す。まだ利益を大きく生んでいるわけではないのですが、IPO後は、ロボットスーツで高い評価を集めたCYBERDYNE(7779)並みの評価を受ける と期待されます。
ZMPは既に様々な企業と提携しており、関連銘柄もDeNA(2432)、JVCケンウッド(6632)などいくつかノミネートされています。
先週は下落トレンドだったアイサンテクノロジー(4667)が急騰しましたが、これもZMPや名古屋大学と車の自動運転の実証試験を行っている企業として注目されています。
自動車の姿や形、走りの性能がそう大きくは変わらない中で、クルマ本来の理想形とも言うべき自動で動く車の登場は社会インフラの整備が必要でしょうが、ある意味画期的です。
そこにはセンサーの技術がベースとなり、ビッグデータなどのシステム技術と組み合わさっていけば、自動車の無人運転が可能になるわけです。DeNAとロ ボットタクシーを共同開発しようとしている1ベンチャー企業に過ぎないZMPが目指す方向はアップルやアマゾン、FACEBOOKなどを生んだ米国に負け ないだけの革新性を示してくれます。
ソニーやホンダといった革新性に挑戦する日本のモノづくり企業、永遠のベンチャーが組織的な疲弊を打ち破り、日本の経済をリードしてくれる気運が生まれることこそ株価の下支えになるのではないかと思えてなりません。
(炎)
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