本日はその発売日となっており、皆さんもお手元に置いてご覧になっているものと思います。
株式市場は全体市場と個別銘柄の市場とに分かれ、変動が見られます。
日経平均やTOPIXなどの全体市場を象徴する指標が乱高下を余儀なくされる中にあって個別銘柄も影響を受けて参りました。景気の先行きが不透明になると個別企業の業績も不安感が漂い、投資家の積極的な買いが引っ込みがちになってしまいます。
そうした変動が直近の相場に表れておりますが、そうした波乱相場にあっても強い展開を示している個別銘柄も見受けられます。
その背景を確認するためにも四季報でのチェックは欠かせません。皆さんが保有されている銘柄の業績動向をコンパクトにまとめた四季報をまずはさっと確認して今後の方針を立てることから今週は始まります。
株価は既にそうした状況を織り込んで形成されていますが、まだ業績の変化を見落としている場合もあろうかと思います。
会社四季報秋号は3月期決算の第1四半期(4-6月期)の業績を踏まえて通期を見通した内容になっているかと思いますが、上方修正含みなのか、下方修正含みなのかどうかを確認した投資家の売買行動が株価に反映されます。
中国を始めとして世界景気の動向に暗雲が漂い出した今、企業業績も今企業が表明している内容以上に変化をしている可能性もあり、四季報が絶対的ではありませんが、9月後半から11月にかけた相場に多少は影響をもたらす可能性があります。
今回の秋の四季報相場は業績を前提とするものとはなりにくく、恐らく限定的なのかも知れませんが、その分は企業の持つ材料性がクローズアップされるのかも知れません。
下げ過ぎの感ある個別銘柄のリバウンド相場や業績が底堅い割安内需系バリュー銘柄の動向などに注目しながら四季報のチェックをしていくことにしたいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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