この格言はとても意味のある含蓄のある市場での言い伝えかも知れません。私は常日頃この格言を大事にしています。
最近ではスーパーソルガムというバイオ燃料事業を世界的に展開しているSOL(6636)がそうした格言通りの値動きを続けています。
SOLは過去5年にわたって山と谷を繰り返してきました。ダイナミックな値動きをうまく捉えられたら良いのですが、思ったようにならないのも株式投資の難しいところです。
なぜそうした激しい株価変動が続くのかと言えば、同社への未知なる事業への期待値があるためです。
キャッシュフローを生まない赤字企業は外部資金に頼ってビジネスを進めていくしかありませんが、半導体テスト開発企業としての同社もそうしたビジネスの多角化を進めるにあたり市場を活用しようと考えたに違いありません。
投資家や株主は同社を理解している投資家と株価変動にのみ関心のある投機家にわかれ日々売買が続いていると考えて良いでしょう。
安く買った投資家も長期で持とうとしている投資家と短期で上がれば売るという投資家も出てくるでしょう。同社の場合は今のところは長期にのんびり持とうという投資家は少なく、圧倒的に短期売買の投資家が多いと推察されます。
その結果起きたことは1月28日の安値271円から3月5日の909円まで1か月余りで3.35倍の上昇をもたらし、更には3月19日までの400円安値まで56%もの下落をもたらしたということになります。
まさに山高ければ谷深し・・・。谷が深ければまた山も高いだろうという考えに群がる投資家がなおもうごめいているようですが、谷底が見えない中で下手に手を出すとまたレスキュー隊に助けを求めないとならなくなります。
日柄調整が必要だという意見には素直に耳を傾けても良さそうです。
まさか谷底がまた300円割れにはならないだろうとの意見はありますが、株式市場では何が起きるかわかりません。谷底から這い上がってまた山に向かうに は十分な休養が求められます。この水準からの出直りに期待しての打診買いがそろそろ出始めてはいるのかも知れませんが固唾を飲んで、皆さんと谷底から抜け 出す姿を眺めたいと思います。
(炎)
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