上がって行くトレンドを見るのは楽しいのですが下がっている銘柄を保有しながら眺めるのは嫌だという投資家が圧倒的多数ではないかと思います。
それでも株には上がることもあれば下がることもあります。上昇のスケールが大きければその後の下げも大きくなってしまいます。
「山高ければ谷深し。」こうした事例は枚挙にいとまがありません。
SOL(6636)株はまさにそうした事例です。
海外でのスーパーソルガムという成長の速い植物を育成しバイオ燃料や糖蜜を採取して新規事業を展開するSOL株は300円前後でつい先日まで低迷してい ましたが、2月6日ごろから上昇傾向が見られ、2月20日には744円の高値をつけ、その後一旦2月26日の450円まで下落しましたが、その後は好材料 の発表が相次ぎ、3月5日には909円という高値がつきました。安値271円から3.35倍にまで上昇したことになります。幅で言うと638円の上げ幅と なった計算です。
但し、そこからの下落は激しく本日は430円という安値をつけました。幅では479円、率では52.7%という下落です。まさに山高ければ谷深しのたとえ通りです。
さてここからの動きはどうなるでしょうか。相場の起点となった271円から638円の上げ幅ですので半値押しであれば590円で止まる筈ですが、本日の 安値は3分の2押し水準(484円)をも下回り、ほぼ故郷帰りの状態となってきました。50日移動平均線の水準が420~430円程度ですので、ほぼ水準 的には良い水準に到達してきた感触です。8日連続の下落が見られますが、そろそろ反転の動きが期待されます。
下値目途はデイリーでの前日高値比、下落幅60円程度が続いていますので410円が明日の下値ではないかと見られます。つまり400円水準が最後の攻防ラインとなりそうな予感がします。
(炎)
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