なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる」==
(有料メルマガ第272回・2014/4/1配信号)
【前略】
だから長く株式投資を行なっている経験豊かな投資家でも、常に利益を上げられるとは限りません。ついつい欲望に引きずられたり、恐怖に駆られて、まずい投資行動をとってしまうことも多いです。
しかし、投資キャリアのある投資家は、長く株式投資を実践してきたことで、いろいろなことを学んできています。そのために、まずい投資行動をとったとき に、どのようにそのミスを修正して、大損を回避するかというようなテクニックなどを自分のものとして身につけてきています。
そうでなければ、変化の激しい株式市場という経済戦争のバトルフィールドで生き残っていくことは難しいです。長く株式投資を行って生き残っているという ことは、いろいろな経験をして生き残るすべを身につけてきたということにほかなりません。過去の経験から常に学んできているわけです。
いくら株式投資の本などで学んでみても、自分で実際に『お金』を株に投じて、自分の欲と恐怖を体感して、自分の欲と恐怖に振り回されてもみくちゃにされてみないと、自分がどれほど欲が深く、恐怖心が強いのかを把握することができません。
【中略】
しかし恐怖を感じない投資家は損を積みあげてしまい破綻するまで追い込まれてしまうことがあります。適度な恐怖心は投資家にとっては必要不可欠なものでもあります。恐怖をコントロールする術を学び、身につける必要があります。
臆病に徹しすぎると、せっかく来た『いい流れ』に乗ることが出来ずに、せっかくのチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。この調整が難しいです。何度も苦い思いをしながら覚えていくしかないと考えています。
【中略】
長い間株式投資を続けてくると、知らず知らずに悪い癖が身についてしまうことが起こります。その悪癖を修正することが出来れば、運用成績はいままで以上に高くなると思います。
【中略】
投資環境が良すぎると、ミスを繰り返しているのに、利益を上げ続けることが起こりやすくなるので、悪癖が身にしみこんでしまう可能性もあります。注意が必要なことは投資環境が良い時も悪いときも一長一短で同じようなものです。
株価の思いもしないような乱高下や他の投資家の動きに付和雷同しないように、しっかりと自分が投資する銘柄についてはファンダメンタルズを確認しておくべきだと痛感するこの頃です。
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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また、コラムでは、「リスクを取らないリスクを痛感しないためにも、自分の許容範囲を見極めてリスクを取っていくことが資産を増やすためには必要不可欠 だと考える」と題し、年度末で起こる市場の環境を勘案した投資作戦を考察し、ケーススタディとして5銘柄を取り上げています。さらに、研究銘柄候補として 挙げた2銘柄のその後と、最近の研究銘柄3つのフォローアップを行っています。
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