目先使う予定のないお金を使って投資するのが基本の株式運用ですが、このところの値動きを見ていますと、銘柄にもよりますが短期売買に踊っている株が多いように思われます。皆さんはどうお感じでしょうか。
個人投資家は材料(獲物)を求めてさまよっている狼やライオンのような存在になっていて、とても短絡的な運用をしているようにも見えてしまいます。動物 的な本能で上がると感じるから買うのであって本質を見極めて投資する訳ではない投資家が市場を跋扈しているのではないでしょうか。
確かに本質を見極めることは至難の技かとは思いますが、勢いにつられて高値掴みをしてしまう善良な投資家もお見えになったりする可能性がありますので、ここは冷静に対応して頂きたいと思います。
先週の市場では中越パルプ(3877)がナノセルロースを高分散したポリオレフィン樹脂の開発に成功したという材料で急騰し、200円以下の水準から高値376円をつけ、賑わうなど個別には結構動きが見られます。
こういう材料株を求めて個人マネーがうごめき出しているのは主力銘柄ではなかなか成果が上がらないという事情もあるのかも知れません。
但し、こうした銘柄は一過性を覚悟の短期勝負。週末はお決まりの調整コースでまた300円割れまで売られていました。
同様に昨年上場した創薬ベンチャーで一回も公募価格を上回ったことのない銘柄として今や兜町で評判のリボミック(4591・マザーズ)も木曜日に好材料 と思しきネタを場中に発表したことで短期投資家の目に触れ一気に株価は年初来安値の1103円から1419円のストップ高まで値が飛びましたが、これもわ ずか1時間の空中戦で終わり、引けにかけ投げが出る始末。週末は更に値を下げ、年初来安値に接近して終えるなど目まぐるしい動きが見られます。
これも企業の本質を十分理解しないでストップ高張り付け狙いで投機狙いで買った投資家の撤退が見られたのかも知れません。
このような材料株投資は得てして短期勝負になりがちです。キャピタルゲイン狙いの投資は上がると思われる間だけが稼働期間で駄目だと思われれば見切り売りの嵐となってしまいます。ですから中長期投資家はこうした値動きに巻き込まれないようにして頂きたい。
飛び乗り飛び降りに名人と自負される投資家ならばともかく、億の近道の読者は冷静にこうした潮流を上から眺めて本物にだけ投資していくスタンスを持って頂きたいと思います。
但し、こうした潮流は中長期にわたって続く可能性もあります。第1陣で上がり、その後調整してはまた上値を取るというようなパターンも想定されますの で、あまり軽々しいことは言えません。少なくとも積極的に投資家が動いた実績があれば、それは一度調べてみる必要があります。
特にロングランのネタになりそうなものは頭に入れておいて、本物かどうかをタイミングを持って吟味する姿勢が大切です。
こうして個人投資家の皆様が材料株を求めて活発に動き出しているので株式市場は案外面白い展開になるのではないでしょうか。予期せぬ銘柄が突然動いたり するのがこのところの特徴になっているのかも知れません。特に第3四半期の発表を控えた主力株に動きがない間の幕間つなぎとして個別材料株の値動きには注 目しておきたいところです。
元気な投資家の皆さんほどこうした鉄火場となっている株式市場でプレイしたがりますが、火傷をしないでうまく資産形成のチャンスをつかんで頂ければ幸いです。
かくいう私も昨年9月に上場した東大発の創薬ベンチャー、リボミック(4591)に関心を持ち始めたことだけは事実です。上場してから下がり続ける同社 もいつまでも下がり続けることはない。数回にわけて投資すれば成果を得る機会がやってくるだろうと今は開発内容の吟味を行っています。
なお、同社は個人投資家向けのセミナーを2月19日に開催する予定となっています。治験のコスト巨額で赤字の垂れ流しが見られる多くの創薬ベンチャーと 比べ同社は他の医薬品メーカーとの共同開発を中心に自社開発にも注力しており、今のところ今期黒字を見込むなど比較的身軽な企業のようです。
開発のパイプラインに新たなアイテムが加わり、週後半に一気に一時ストップ高まで買われた同社株ですが、週末の株価は1141円でほぼ下値圏の中に入っています。
それにしても激しい値動きでした。ご興味ある方がお見えなら一緒に東大出身の社長の顔を拝みに行きませんか?場所は丸の内のエムプラス1階で19時開始予定です。
創薬ベンチャーではアンジェスMG(4563)がコラテジェンの開発進展で徐々に人気化しつつあるほか、病院のネットワーク企業との提携を発表した後、 人気化しつつある予防医学に注力するメディビックグループ(2369)などに加えて同社をカバー銘柄とするか検討中です。
話は本題からそれてしまいましたが、株式相場をこよなく愛する個人投資家の皆さんにはこうした株の面白さを知って頂くとともに株の怖さを知って頂きたいと思います。
上がって下がるのが常の個別株の相場を眺めながら持ち株もいつかは人気化すると思いを寄せながら、これからも株式投資を楽しんで頂きたいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
個人投資家は材料(獲物)を求めてさまよっている狼やライオンのような存在になっていて、とても短絡的な運用をしているようにも見えてしまいます。動物 的な本能で上がると感じるから買うのであって本質を見極めて投資する訳ではない投資家が市場を跋扈しているのではないでしょうか。
確かに本質を見極めることは至難の技かとは思いますが、勢いにつられて高値掴みをしてしまう善良な投資家もお見えになったりする可能性がありますので、ここは冷静に対応して頂きたいと思います。
先週の市場では中越パルプ(3877)がナノセルロースを高分散したポリオレフィン樹脂の開発に成功したという材料で急騰し、200円以下の水準から高値376円をつけ、賑わうなど個別には結構動きが見られます。
こういう材料株を求めて個人マネーがうごめき出しているのは主力銘柄ではなかなか成果が上がらないという事情もあるのかも知れません。
但し、こうした銘柄は一過性を覚悟の短期勝負。週末はお決まりの調整コースでまた300円割れまで売られていました。
同様に昨年上場した創薬ベンチャーで一回も公募価格を上回ったことのない銘柄として今や兜町で評判のリボミック(4591・マザーズ)も木曜日に好材料 と思しきネタを場中に発表したことで短期投資家の目に触れ一気に株価は年初来安値の1103円から1419円のストップ高まで値が飛びましたが、これもわ ずか1時間の空中戦で終わり、引けにかけ投げが出る始末。週末は更に値を下げ、年初来安値に接近して終えるなど目まぐるしい動きが見られます。
これも企業の本質を十分理解しないでストップ高張り付け狙いで投機狙いで買った投資家の撤退が見られたのかも知れません。
このような材料株投資は得てして短期勝負になりがちです。キャピタルゲイン狙いの投資は上がると思われる間だけが稼働期間で駄目だと思われれば見切り売りの嵐となってしまいます。ですから中長期投資家はこうした値動きに巻き込まれないようにして頂きたい。
飛び乗り飛び降りに名人と自負される投資家ならばともかく、億の近道の読者は冷静にこうした潮流を上から眺めて本物にだけ投資していくスタンスを持って頂きたいと思います。
但し、こうした潮流は中長期にわたって続く可能性もあります。第1陣で上がり、その後調整してはまた上値を取るというようなパターンも想定されますの で、あまり軽々しいことは言えません。少なくとも積極的に投資家が動いた実績があれば、それは一度調べてみる必要があります。
特にロングランのネタになりそうなものは頭に入れておいて、本物かどうかをタイミングを持って吟味する姿勢が大切です。
こうして個人投資家の皆様が材料株を求めて活発に動き出しているので株式市場は案外面白い展開になるのではないでしょうか。予期せぬ銘柄が突然動いたり するのがこのところの特徴になっているのかも知れません。特に第3四半期の発表を控えた主力株に動きがない間の幕間つなぎとして個別材料株の値動きには注 目しておきたいところです。
元気な投資家の皆さんほどこうした鉄火場となっている株式市場でプレイしたがりますが、火傷をしないでうまく資産形成のチャンスをつかんで頂ければ幸いです。
かくいう私も昨年9月に上場した東大発の創薬ベンチャー、リボミック(4591)に関心を持ち始めたことだけは事実です。上場してから下がり続ける同社 もいつまでも下がり続けることはない。数回にわけて投資すれば成果を得る機会がやってくるだろうと今は開発内容の吟味を行っています。
なお、同社は個人投資家向けのセミナーを2月19日に開催する予定となっています。治験のコスト巨額で赤字の垂れ流しが見られる多くの創薬ベンチャーと 比べ同社は他の医薬品メーカーとの共同開発を中心に自社開発にも注力しており、今のところ今期黒字を見込むなど比較的身軽な企業のようです。
開発のパイプラインに新たなアイテムが加わり、週後半に一気に一時ストップ高まで買われた同社株ですが、週末の株価は1141円でほぼ下値圏の中に入っています。
それにしても激しい値動きでした。ご興味ある方がお見えなら一緒に東大出身の社長の顔を拝みに行きませんか?場所は丸の内のエムプラス1階で19時開始予定です。
創薬ベンチャーではアンジェスMG(4563)がコラテジェンの開発進展で徐々に人気化しつつあるほか、病院のネットワーク企業との提携を発表した後、 人気化しつつある予防医学に注力するメディビックグループ(2369)などに加えて同社をカバー銘柄とするか検討中です。
話は本題からそれてしまいましたが、株式相場をこよなく愛する個人投資家の皆さんにはこうした株の面白さを知って頂くとともに株の怖さを知って頂きたいと思います。
上がって下がるのが常の個別株の相場を眺めながら持ち株もいつかは人気化すると思いを寄せながら、これからも株式投資を楽しんで頂きたいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。