今週(9月1~5日)の東京株式市場は、日経平均株価で244円、率にして1.6%上昇しました。
円相場が1ドル=105円台に下落したことを好感して輸出関連株が上昇。また、高ROE銘柄が選好されたことなどを反映し、JPX日経400が9月3日、算出開始以来の高値を約8カ月ぶりに更新しました。
なお、証券会社などが公表した国内企業業績をみますと、14年4~6月期は、電気・精密、自動車、機械など加工型製造業の好調が目立っています。
電機・精密は電子デバイスの好調、FA(ファクトリーオートメーション)など設備投資関連の回復などで大幅な営業増益となったほか、自動車が北米での販売好調が寄与して2桁増益となりました。
また、機械も自動車、航空機などの堅調な需要を背景に、産業用機械、工作機械、ベアリングなどが伸び、大幅な増益となっています。
一方、非製造業は、全体で1桁の増益となりましたが、電力・ガス、建設・不動産が好調であった以外は、消費増税の影響など、小売、情報・通信、サービスなどは減益となりました。
続く7~9月期も、天候不順の影響などで、個人消費の回復の鈍さが伝えられています。
「消費増税のマイナス影響は想定に比べ軽微」とのシナリオを私も唱えてきましたが、やはり、米国の順調な景気回復→円安も交えて輸出型製造業の業績改善・株価上昇といった方向が強くなってきたように思います。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
円相場が1ドル=105円台に下落したことを好感して輸出関連株が上昇。また、高ROE銘柄が選好されたことなどを反映し、JPX日経400が9月3日、算出開始以来の高値を約8カ月ぶりに更新しました。
なお、証券会社などが公表した国内企業業績をみますと、14年4~6月期は、電気・精密、自動車、機械など加工型製造業の好調が目立っています。
電機・精密は電子デバイスの好調、FA(ファクトリーオートメーション)など設備投資関連の回復などで大幅な営業増益となったほか、自動車が北米での販売好調が寄与して2桁増益となりました。
また、機械も自動車、航空機などの堅調な需要を背景に、産業用機械、工作機械、ベアリングなどが伸び、大幅な増益となっています。
一方、非製造業は、全体で1桁の増益となりましたが、電力・ガス、建設・不動産が好調であった以外は、消費増税の影響など、小売、情報・通信、サービスなどは減益となりました。
続く7~9月期も、天候不順の影響などで、個人消費の回復の鈍さが伝えられています。
「消費増税のマイナス影響は想定に比べ軽微」とのシナリオを私も唱えてきましたが、やはり、米国の順調な景気回復→円安も交えて輸出型製造業の業績改善・株価上昇といった方向が強くなってきたように思います。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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