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有料メルマガライブラリから(117)自分の欲望をコントロールする能力が死命を制する(続き)

2014/09/04 21:05 投稿

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有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=「自分の欲望をコントロールする能力が死命を制する(続き)」=
  (有料メルマガ第241回・2013/8/20配信号)

※注 2013年8月現在の内容ですので留意下さい。

(前回からの続き)

 発明王として名高いエジソンはオリジナルの最高峰とも考えられています。しかし、実際は、エジソンは他人のアイデアを参考にして多くの発明を生み出しているのです。次の言葉が”そのこと”を表していると思います。

「誰かほかの人が用いて成功した真新しくて興味深いアイデア。そういうアイデアを探すことを習慣にしなさい」

「あなたのアイデアは、今あなたが実際に抱えている問題の応用においてオリジナルで創造的であればよい」

 私は、このエジソンの言葉を自分の投資法に取り入れました。そして、それをカンニング投資法と名づけました。”優秀な投資家さんのアイデアを真似させて いただく”投資法です。カンニングという言葉が「イメージが悪い」と勉強仲間から指摘されましたが、インパクトが強いのでそのまま使っています。

 だから他人のアイデアを借用するのは大好きです。しかしアイデアを借りても、自分の頭で考えることを放棄するわけではありません。そのアイデアを更に自分でも考え抜いて、自分の投資として実行すべきであると判断したら、自分の投資として実行します。

 ところが、儲けることができない、損をすることが多い投資家は他人のアイデアをコピーだけして、相乗りしてしまいます。自分の投資ではなく、他人の投資をなぞっているだけです。とってもイージーで楽ですが危険です。

 他人の意見に依存して投資をしていると、株価が下がってきたとき不安になって、プレッシャーに負けて損をして売ってしまうことになるでしょう。株式投資では、いろいろな投資家が、いろいろな考えを持って株を売り買いしています。

 市場で売買が成立するためには売りたい投資家と買いたい投資家がいて、売りと買いの株数が一致してはじめて売買が成立します。つまり常に反対の意見を持っている投資家が対峙しているのが株式市場なのです。

 損をしたいと思って投資をしている人はいないという前提に立てば、買った人は、更に株が上がると考えているわけであり、売った人は株価がこれから下がる と考えているから売ったわけです。常に株式市場には反対のアイデア、意見を持った投資家がいる。そのことを忘れては危険です。

 市場ではその株に対する反対の見通しを持っている投資家がいるからこそ、売買が成立するのです。みんな自分の考えが正しいと考えて投資しているわけです。

 だから他人のアイデアに依存してはダメなのです。アイデアを借りても、自分で考えて、自分の投資として実行することが大事です。自分で考えていたら、思 惑と違う状況になったとき、どうすべきか自分で判断して行動できます。他人依存型投資家は状況が変化しても、うろたえるだけで自分で判断して行動できない ことが多いです。だから危険なのです。

 投資は独創性を競う競技ではありません。「株は美人投票と同じ要領でやればよい。自分が美人と思う人ではなく、みんなが美人だと思う人に投票するとよい」こんなケインズ先生の考えは、株式投資の本質を鋭く見抜いた貴重な意見だと思います。賛成する人も多いです。

 株式投資では、自分がいくら良い株だ、値上がりするだろうと買っても、他の多くの投資家が同じ判断をして買ってくれないと株価はちっとも上がらないこと になります。だから多くの投資家が、この株はこれから上がりそうだと思える株を買うのがよいという考えは正しいと思います。

 しかし株価が思い通り買ってから直ぐ上がることは少ないでしょう。株価は上に下にサイクルを描いて動きます。自分が何も調べないで、投資すると、ちょっ との悪材料で株価が上がる前に損切りしてしまうことも多いのです。つまり自分でしっかりした考えを持って投資する必要があるのです。人の話を参考として聞 くのは良いことですが、自分で調べて納得して実行することが必要なのです。

【中略】

 ついつい、株式市場から経済メリット=儲けを得るためには、中・長期で同じ株に投資するのは馬鹿らしい。短期で売買してサヤを抜き取ることでしか儲からない。そんなことを考える投資家も多いと思います。

 しかし実際にデイ・トレードなど短期のトレードを試みても、相場の動きを読みきれるはずもなく、損を拡大してしまうトレーダーも多いと感じます。

【中略】

 『株価は需給で上がる』ということを、別の言葉で説明するなら『株価は上がりそうに思えるから上がる』ということになります。多くの投資家が、この株の 株価は上がりそうだと考えたら、株価は少しずつ上がりだし、さらに多くの投資家の注目を集めて、資金が集まり、よりいっそう上がりだします。

【中略】

 基本的には投資する株を選ぶときは、その株に投資して儲かるか。すなわち買った値段より、株価が上がるのかと、考えるのは投資家なら当然のことです。そ して株価が上がるにしても、より早く、またはより大きく上がる株に投資したほうが儲かるということも考えながら投資することが必要になるわけです。

 常にこの株にいま投資したほうが儲かるか、もっと待って安くなった時に投資をしたほうが儲かるか。より大きく利幅を取るためには待つべきかどうか。どちらの銘柄を買うべきなのか。

 それくらいのことを考えるのは投資家として最低限の努力だと思います。経済が上向いて景気が良くなっていくときに、株価が乱高下するのはチャンスだと考 えることも大事ですが、『どの銘柄の株価が、より大きく上がると、多くの投資家が考えるのかを推理して当てる』ことも、とても大事なことだと考えていま す。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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 また、コラムでは、「多くの万年低PER銘柄から大きく上昇する銘柄が出始めた。業績相場の予兆がではじめたと期待して、投資銘柄を選んでいきたい」と 題し、いわゆる割安株の発掘とそのウオッチ、そして留意する事柄などについて示唆しています。さらに、気になる銘柄についてレポートしています。
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