前回の内容は不動産オーナーが、本来身に着けるべき不動産投資のスキルを身につけていないケースが多いということを紹介しました。
これまでの不動産オーナーは必要なスキルを考えるということも少ないですしきちんと体系的に学んできたわけではありません。
本来であれば、不動産オーナーは、できる限り後継者には次の1)~7)のスキルを身につけるべきです。
1)保有物件の価値がわかる(不動産評価判断)
2)不動産の賃貸需要が理解できる(賃貸マーケット判断)
3)不動産収益がわかる(不動産収益判断)
4)金融(ファイナンス)が理解できる(ファイナンス判断)
5)会社・不動産税務・資産課税が理解できる(税務判断)
6)不動産に関する法務が理解できる(法務判断)
7)保険(損害保険・生命保険)の概要がわかる(保険知識)
従って、後継者が学校を卒業し、就職する際には、本来1)~7)のスキルを身につけやすい企業に就職するのが望ましいはずです。
特に不動産AM(アセットマネジメント)のビジネスは、不動産オーナーの立場と近い感覚で行う仕事が多いので、AM業界で経験を積むことは、将来自分の不動産をマネジメントしていく際にも大いに役に立つ職種です。
例えば星野リゾートの星野佳路氏は家業がホテル、旅館業であるために、コーネル大学ホテル経営大学院を出て、JALホテルズに就職し、その後ファイナンスを学ぶためにシティバンクにも勤務しています。
当たり前のことながら自分が将来、家業であるホテル業を継ぐときに役に立つと考えたうえで就くべきキャリアを選んでいるのです。
その他でも、私の見ている限り中小企業の後継者は、家業を継ぐという意識がある人ほど、その就職先やキャリアは将来家業に戻った時に役に立つような、同業他社などで経験を積むことを意識しています。
しかし、家業が不動産賃貸業(オーナー)である家庭では、こうした家業を継ぐという意識が薄いのか、不動産賃貸業は特に経験が少なくても務まると思っているのか、こうした将来のキャリアを意識して就職しているケースはほとんど見かけません。
また親の方も家業を継ぐために不動産事業に就職することを強く薦めるケースも少ない。
これはやはり、先代オーナーとともに不動産経営には1)~7)のスキルが必要だという認識が薄いのでしょう。
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株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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本来であれば、不動産オーナーは、できる限り後継者には次の1)~7)のスキルを身につけるべきです。
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2)不動産の賃貸需要が理解できる(賃貸マーケット判断)
3)不動産収益がわかる(不動産収益判断)
4)金融(ファイナンス)が理解できる(ファイナンス判断)
5)会社・不動産税務・資産課税が理解できる(税務判断)
6)不動産に関する法務が理解できる(法務判断)
7)保険(損害保険・生命保険)の概要がわかる(保険知識)
従って、後継者が学校を卒業し、就職する際には、本来1)~7)のスキルを身につけやすい企業に就職するのが望ましいはずです。
特に不動産AM(アセットマネジメント)のビジネスは、不動産オーナーの立場と近い感覚で行う仕事が多いので、AM業界で経験を積むことは、将来自分の不動産をマネジメントしていく際にも大いに役に立つ職種です。
例えば星野リゾートの星野佳路氏は家業がホテル、旅館業であるために、コーネル大学ホテル経営大学院を出て、JALホテルズに就職し、その後ファイナンスを学ぶためにシティバンクにも勤務しています。
当たり前のことながら自分が将来、家業であるホテル業を継ぐときに役に立つと考えたうえで就くべきキャリアを選んでいるのです。
その他でも、私の見ている限り中小企業の後継者は、家業を継ぐという意識がある人ほど、その就職先やキャリアは将来家業に戻った時に役に立つような、同業他社などで経験を積むことを意識しています。
しかし、家業が不動産賃貸業(オーナー)である家庭では、こうした家業を継ぐという意識が薄いのか、不動産賃貸業は特に経験が少なくても務まると思っているのか、こうした将来のキャリアを意識して就職しているケースはほとんど見かけません。
また親の方も家業を継ぐために不動産事業に就職することを強く薦めるケースも少ない。
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