きっかけはエルナー(6972)でコンデンサーやプリント回路などの電源部品メーカーです。この銘柄は130円前後で推移していましたが、3日の日に好 材料が発表されてストップ高となって4日、7日と2日連続のストップ高となっています。本日の終値は305円。3日間で2.3倍にもなったことになりま す。低位銘柄なので3日間の出来高は4700万株にも及び、発行済み株式数4161万株を上回っています。
こうした人気株の登場で物色気運は横に広がってきました。
エルナーに続けとばかりに、リード(6982)、松尾電機(6969)、アピックヤマダ(6300)、パルステック(6894)、日本抵抗器(6977)などの東証2部銘柄が活況で、軒並みストップ高となっています。
東証1部もセンサーや計測器のチノー(6850)やソフトブレーン(4779)が大商いでストップ高となり人気集中です。
この流れがいつまで続くのかは相場は相場に聞けと同じで相場の潮流次第ですが、行き場のないお金が設備投資関連の出遅れ銘柄に向かっている中でこれまで 相場のなかった電子部品関連の低位株に向かったと見ることができます。しかも燃料電池関連銘柄としてメディアが取り上げた銘柄を物色しているということが 言えます。
そうした意味ではコンセック(9895)も同じ流れです。
こうした物色気運の伏線は億の近道で話題となった日本マイクロ二クス(6871)にあります。
一般投資家からすれば得体の知れないエネルギー関連の材料をもった銘柄が特に収益には結びつくかどうか分からない材料で株価が急騰したことがあって、その発想が他の似たような銘柄に飛び火していると考えておいた方が良いかと思います。
特徴的なのは多くが100円から300円の銘柄であるということ。
値動きは初動があって飛躍というパターンといきなり突拍子もなく急騰するパターンなどがあり、投資家はついていくのが大変です。
こうした動きには恐らくホットなお金が底流にあると推察されます。
低PERで出遅れ気味の銘柄にも流れつつあるのが注目されます。
指数面で東証2部銘柄は東証1部よりもPBRが低く、PERも低いので割安株の宝庫でもあります。私がかねてから主張してきた低PBR銘柄の物色にもつながる相場展開となりつつあります。
取り敢えず、相場の潮流に乗って稼ぐ局面ではありますが、行き過ぎもありますので、調子に乗り過ぎて怪我をしないで頂きたいと思います。
(炎)
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