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インデックス動向

2014/04/22 16:58 投稿

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株式投資のベンチマークとなるインデックスが底打ちするかを皆さんは注意深く見守っておられるものと推察いたしております。
 日本の日経平均、TOPIX、JASDAQ指数の動向及びNYダウについてそのポイントを本日は個人的な見解として掲げておきます。

1)日経平均 

4月11日終値13960.05円(前週末比▲7.33%)
4月14日安値13885.22円
4月18日高値14536.67円(終値比+4.13%)
4月18日終値14516.27円(終値比+3.98%)

【ポイント】

 昨年12月高値16320.22円から3か月半を経過し、下落歩調継続。2月安値13995.86円を先般下回り13885.11円をつけて反発の動 き。戻っては売られ、戻っては売られのパターンで、次は下落中の13週線14700円台までの戻りがポイント。戻った後の値動きでまた14000円割れと なれば、13000円台前半も覚悟しておく必要。但し、その際の主役はソフトバンクとファーストリテイリングとなるだろう。また、為替の円高が不可欠で 100円台を突破するような円高局面が何らかの事由により到来しトヨタやホンダなどの輸出関連銘柄の株価に影響を与えることがポイントとなるだろう。楽観 的に言うと再び15000円台に乗せて、13週線が上昇するような強気のパターンが描ければ相場は様変わりになるのだが、それにはまだ、ボリューム不足で ある。相場上昇のためのエネルギーをため込んでいるのが現状であると捉えておきたい。


2)TOPIX

4月11日終値1134.09(前週末比▲6.73%)
4月14日安値1128.07
4月17日高値1174.16(終値比+3.53%)
4月18日終値1173.37(終値比+3.46%)

【ポイント】

 戻っては売られの下落トレンドにある点では日経平均と同じパターンにある。4月に入っての動きは2月安値1139.27に対して1121.5で日経に比 べやや押しが大きかった(日経平均99.2%に対してTOPIXは98.4%)点が気になる。TOPIXの13週線は1200ポイントのところを走ってい るので、今回の戻りもこのあたりが目標になる。これに挑戦した後の動きが力強さを欠ければ再び下値模索に入り、年初来安値1121.5を更新する事態も想 定しないとならない。ここでは国土強靭化計画に絡んだゼネコンなどの内需株の踏ん張りに期待。円高進行があると日経平均が大きく下落しがちだが、 TOPIXに含まれる内需銘柄が下支えとなると期待したい。


3)JASDAQ

4月11日終値92.84(前週末比▲4.96%)
4月14日安値92.39
4月18日高値95.95(終値比+3.35%)
4月18日終値95.8 (終値比+3.19%)

【ポイント】

 パターンは同じだが日経平均やTOPIXに比べ、穏健な株価変動を見せている点に注目。2月、3月、4月と3回の下値調整しながらも、その水準を大きく 下回らずに推移している点は小型株を市場が指向していると評価できる。2月安値92.04、3月安値91.79、4月安値91.73という安値をつけて下 落トレンドのようにも見えるが、幅は誤差の範囲のようにも見える。26週線を13週線が下回るデッドクロスはまだ見られないが、もう1,2週間で実現する と見られる。日経平均やTOPIX同様に戻りパターンと見れば98ポイントの水準がターゲットになる。業績の好調な銘柄がリード役になってJASDAQ相 場を盛り上げるなら100ポイント程度までの展開も想定できるが、今のところは戻り売りパターンとなる可能性の方が高いと見る。個別銘柄の業績動向を確認 し、突破口が見出せればJASDAQ指数をジリ高歩調に保つ可能性も見い出せるだろう。


4)NYダウ

4月11日終値16026.75
4月14日安値16028.29
4月17日高値16460.49(終値比+2.71%)
4月17日終値16408.54(終値比+2.38%)

【ポイント】

 嵐の前の静けさか。4月3日に高値16604.15をつけてからのミニ調整場面が続いたが、再び上値を追うような動きが感じられる。景気の向上が背景と はなっているが過去の推移からすれば上がって当たり前の状況なのが、むしろ気になる。ウクライナ情勢でのロシアへの対応、オバマ大統領の弱腰外交、量的緩 和縮小など米国株に好材料はないにも関わらず株価が上昇している点を素直に喜んで良いのかと多くの投資家の疑問が底流にある。NASDAQとともに作られ たような長期上昇のチャートパターンがそろそろ崩れつつある点が気になるところ。株本位制の米国は株価の下落に敏感だが、それに対して日本はまだ国民金融 資産の多くは郵貯を含めて銀行預金で株本位制には至っていない。その違いが相場トレンドの差にもなっているのではないか。

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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