昨年12月30日の日経平均の高値16320円から2月5日の13995円まで2325円幅の調整を経て出直りムードが高まってきた日本の株式相場。
 新興国の通貨波乱、経済の不透明感など悪材料が調整の要因となってきたとされますがNY株が反転上昇し、売り飽き気分も台頭。東京都知事選で自民党推薦 の舛添要一氏が当選したこともフォローとなり、当面は半値戻りの水準15100円から200円が射程圏に入ってきます。為替相場に影響を受けるため一気の 株高とははいかないとしても今後は個別の好業績銘柄や調整完了したテーマ株などへの物色気運が改めて高まるものと期待されます。

 日経平均が14000円割れした段階では悲観ムードが漂いましたが、底打ちが確認されれば、また物色気運が高まってきます。トヨタやソフトバンクといっ た時価総額の大きな主力大型銘柄でいくか中小型株を運用対象にするかで成果は異なってくるのかとは思いますが、ここでは足下の企業業績や中期業績計画、企 業価値に焦点を当てながら活躍期待株を見出していくことが成果を高めてくれるものと思います。

 一本調子で上昇する相場展開ではなく、適度に調整を入れながら徐々に水準を高めていく展開を想定していくことがポイントになります。今回のような適度な調整を入れながら変動する相場のリズムを理解することが必要です。
 全体相場が停滞しても個別には比較的強い銘柄が見出せます。しっかりとしたポートフォリオを構築しながら、資産形成に努めることを今後も続けていくことが億の近道につながるのではないかと思います。

(炎)

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