掉尾の一振で終えた2013年の株式相場。振り返れば一昨年末と比べた日経平均の値上がり率は56%を越えてしまいました。
年末からの6日間のお休みを経て待ちわびた2014年の株式相場が始動しました。首相自らなおもアベノミクスは買いですとアピールし、景気を良くしてい こうという意気込みが感じられる中、市場では強気の声が随所に聞かれます。果たしてどうか・・。相場の潮流は強いままで年初は一気に上値を追うのかどう か。
相場は相場に聞けの格言に従うならば、もはや株式相場の上昇を止めることはできない。18000円から19000円を目標にした上昇相場が期待されると いうことになるが、怖いのはその後です。人間の欲にはきりがないのです。小さな不安をよそに2014年の株式相場が始まります。
売りを忘れたカナリア相場の行き着く先はバラ色の経済なのか、それとも二極化した悲惨な経済なのか。テレビCMで耳タコ状態のNISA相場の開始となるのか、大発会では今年の潮流が集約されて出てきます。
キャピタルゲイン課税のアップ前の売りが一巡し、NISA資金が市場に入り、文字通り景気良く株価が上がれば景気の押し上げにつながるでしょう。
4月からの消費税アップが及ぼす影響を不安視する声もありますが、案ずるより生むがやすし。既に8%の消費税は織り込みつつあります。
為替に影響されやすい株式相場ではありますが、上昇が続く限り、景気には好影響します。既に1ドル=120円という声も出始めており、円安効果をポジ ティブに捉えられる企業が徐々に収益性を高めていく可能性がありますが、一方では資材高によるマイナスの影響が国内系企業の業績にはジワジワと及びつつあ ります。
円安による売上増効果と資材高や人件費のアップ、デフレ脱却が進む中で企業収益にどのようにプラスとなるのかを見守ることになります。
まずは個別より全体、指数中心の上昇が見られ、その後に個別銘柄に関心が移るという展開は今年も変わりません。年末年始は指数銘柄中心。
中小型株も大きな変動があちこちで見られます。昨年は株価が2倍以上になった銘柄がどの程度あったのでしょう。今年も株価倍増によって皆さんの資産形成に大いに貢献する銘柄が登場することでしょう。
リスク不安よりはリターン期待が優先する相場とは言え、そうした活躍銘柄を皆さんも探していく楽しみが残っている点がポイントになるのかも知れません。
昨年は創薬ベンチャーが大活躍しました。年後半には中小型のIT系銘柄が乱舞しました。今年もまたそうした新たな活躍期待株が浮上してくる可能性があります。
全体相場をにらみつつ個別の活躍期待銘柄でポートフォリオを構築して資産の増強に努めるという投資家の皆さんの勝利の方程式をサポートするために、私も中長期スタンスで成長する銘柄を見出す作業に邁進したいと思います。
いずれにしても今年も宜しくお願いします。
(炎)
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