過去10年近くフォローを続けている銘柄であるサイネックス(2376)は先日社長の村田さんが桜井英明氏のラジオ番組に大岩川源太さんと一緒に出演さ れていました。言われた言葉はいつもの長い目で見てほしいというものでした。10年近くもおつきあいしてきた私としてはいつまで待てば良いのかと思うので すが、もうそのことは抜きに客観的な割安感を投資のネタにしていくことを脱皮して多少は事業内容からプレミアムがついてほしいと思った次第です。
そのサイネックスは5月に1144円という高値をつけましたが、現在は560円前後になっています。流動性のない銘柄ですからPER7.5倍、PBR0.7倍も致し方ありませんが、せめて上場時の株価(700円)をクリアしてほしいと今でも密かに期待はしています。
自治体と組んで発行する地域情報誌「暮らしの便利帳の発行自治体数は500に接近中。東京区部での発行も進展しています。電子書籍化で住民だけではなくこれから移り住む人にとっても貴重な情報源となります。英文化もされていて外国人にも重宝される情報源となります。
税金で推進されてきた官のお仕事が民間と協力してやればお金はいらないという価値あるロングテールのビジネスに取り組んでいる同社なのです。その企業の 株価面での評価が上がらないのは、自らを宣伝するのが下手だからなのかも知れません。下手ながらラジオ日経で取り上げられてコメントがあると前回は大幅な 上昇となりましたので、今回もと期待される投資家もお見えかも知れませんが、残念ながら静かです。アナリスト向けの定期説明会など本質的な活動がないから です。
かつては私がレポートを書いていましたが余りに投資家や市場関係者との交流がないので価値評価の主体がいないことになります。彼らの低PBRは低配当 (年5円)のままこのまま利益が積み増しされていくと市場平均並みの修正にはなかなか至りませんが、上場10周年の今月あたり、記念配当の発表などを期待 したいところです。「創業60周年、上場10周年で5円配当を10円程度(それでも配当性向は13%程度)に増配してほしい。」投資家の期待の声を代弁し ておきたいと思います。
過去3年ほどの研究を続けてきたKG情報(2408)は、そろそろ何かあると思ってはいますが、ここも流動性が何しろない。今日買って明日売る式の短期 売買銘柄ではないので関心がない皆さんが多いのですが、間違いなく割安感のある銘柄として投資家の関心が徐々に高まろうとしています。
時価総額は34億円余りで保有する現預金は46億円弱。しかも無借金なのです。
予想PERは8.4倍でPBRは約0.5倍。配当利回りは今期から増配となり、2.9%。配当性向は25%で来期の業績拡大を踏まえて更に増配の可能性。
ミニリクルートとして地道に岡山を拠点に求人情報や住宅情報、結婚情報などの媒体事業を展開。今期はエリア拡大に向けた先行投資で減収減益見込みなが ら、来期以降は先行投資の成果が上がると見られます。人材育成などに注力していますが、果たしてその成果が来期に結実するのか、(ニュアンスでは来期後半 以降となる可能性)注目しておきたいと思います。コツコツ型の投資家向きの銘柄です。何しろ現預金46億円並みに時価総額が評価されれば株価は620円と なります。ここも決算説明会をしていないので情報が不足していますが、年明けの12月決算発表後の決算説明会は開催されるだろうと期待されます。売上 100億円、経常利益20億円に向けたビジョンが示されるというのが私の読みですが果たしてどうなりますか・・・。
過去1年ほどの研究を続けているのがノーリツ鋼機(7744)です。世界ナンバーワンの業務用写真プリンタメーカーとして有名ですが、時代の変化で業務用が縮小してしまい、本業不振に苦しんできました。それを払拭するために新規分野に挑戦。
但し、中高年向け通販雑誌のいきいきや全国通販を買収したことがここでの業績回復の背景でM&Aの実施による業績拡大なので、それらの事業の拡大がない と成長性に確信が持てない。農業などは収益貢献が難しいし、LED照明も競争が激しい。厨房機器も規模が小さい。要は先般オリンパスから買った医療機器関 係と通販関係の成長次第ということで、なかなか市場での評価が高まってこないのが現状。
中間期は売上と営業利益が期初計画に対して下方修正され、経常利益と当期利益が上方修正されました。気になるのが第1四半期に比べて第2四半期の売上が 縮小気味になったこと。正式な発表後に内容を確認するが、下期に何か新たな材料がないと、本当に再成長に向かうかはまだ不透明。
株価は低迷しPBRは0.39倍に留まっています。M&Aのために有利子負債を199億円に積み増していますので、それが低PBRの背景かも知れませ ん。現預金は236億円と財務内容に問題はありませんが、今期の予想経常利益21億円を本当に確保できるのかがポイントです。
米国のイメージング事業の損金を計上するとの発表からますますこの事業が縮小していることが読み取れます。昨年の283円から本年高値987円まで上昇して後の停滞局面をどこまで投資家が我慢できるのか、週明けからの展開が注目されます。
このほか多くの低PBR銘柄を研究中です。私の研究成果を運用に活かしてみたいとお考えの方は、本メルマガ経由でお問い合わせ下さい。
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(炎)
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低PBR0.5倍ほどで、魅力ある株。 9797大日本コンサルタント。どうでしょうか?