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農業と銀行

2013/07/31 12:19 投稿

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アベノミクスの重点テーマの一つが農業。株式市場でも農業関連銘柄への関心が高まる中で、金融機関において農業への支援策を打ち出そうとしています。とりわけ、地銀の取り組みが目につきます。

 農業の再生が地方経済にとって重要な課題であり、地方経済を支える農業がTPP問題に揺れる日本経済にとっても重要なテーマになることは否定できません。
 本日は農業ベンチャー、ナチュラルアートの鈴木社長からの報告(トマト銀行について)を参考までに掲載しておきますのでご参照下さい。


【農業への取り組みを見せる地銀】

秋田銀行(8343)
 農業の販路開拓を積極支援
 時価266円 時価総額516億円 直近株価レンジ222-288円

山形銀行(8344)
 秋田銀、青森銀、岩手銀と共同で6次産業化ファンドを創設
 時価412円 時価総額709億円 直近株価レンジ353-454円

岩手銀行(8345)
 東北6次産業化サポート投資事業有限責任組合に2.4億円出資
 時価4235円 時価総額809億円 直近株価レンジ3270-4540円

東北銀行(8349)
 とうほくのみらい応援ファンドで農業の6次産業化支援に注力
 時価144円 時価総額137億円 直近株価レンジ126-154円

福井銀行(8362)
 農業経営アドバイザーなど資格保有者増
 時価222円 時価総額540億円 直近株価レンジ185-234円

百十四銀行(8386)
 エネルギー、環境、農業分野を重点開拓
 時価310円 時価総額961億円 直近株価レンジ284-346円

肥後銀行(8394)
 肥後6次産業化ファンド(10億円)設立し農林水産業支援
 時価588円 時価総額1363億円 直近株価レンジ510-648円

名古屋銀行(8522)
 農業の販路拡大支援に取り組み
 時価358円 時価総額734億円 直近株価レンジ324-404円

トマト銀行(8542)
 下記参照
 時価174円 時価総額203億円 直近株価レンジ157-184円


 以下は【ナチュラルアート鈴木社長のメルマガ2013年7月24日号】より。

「トマト銀行さん」

【前略】

トマト銀行さんは、弊社の株主にもなっていただいております。
銀行が、プロパー資金で企業の株主になられるということは、通常はあり得ないことです。
そこまでして、弊社を応援してくださっているトマト銀行さんですから、当然に僕も精一杯対応しております。

トマト銀行さんの、取り組みの素晴らしさは、特に3点挙げられます。
まずは、トップである社長(頭取)以下組織が、一枚岩で本気で取り組まれていることです。
もう1点は、イベントが、単なるお祭り騒ぎではなく、実績にこだわり、そして実際に非常に多くの実績を生みだしていることです。
3点目は、継続性です。
今回もイベント終了後、早速来年もというお話しになっています。
何事も、継続は力です。

僕は全国の同様の取り組みに関与させていただく機会が多いのですが、このトマト銀行さんの取り組みは、特筆すべきものがあります。

最近では、全国の地方銀行さんや自治体さんなどが、このような農業活性化策に真剣に取り組む事例が増えてきました。
非常に良いことです。
少なくとも10年ぐらい前までは、農業業界と関係性の薄かった事業体が、いまや大きな役割を果たしています。

昨日のイベントの中でも、パネルディスカッションは特に素晴らしかったと思います。

パネラーが素晴らしいメンバーであり組合せでした。
これからの重要テーマである米粉の加工・流通業者。
地元造り酒屋で、酒造りは勿論のこと、地域活性化に取り組んでいる若社長。
他県から岡山の価値に着目し工場進出した社長。
そして、いま話題の6次産業化ファンドを推進する農林漁業成長産業化推進化支援機構岸本部長。

総論日本農業ではなく、各論で今いったい我々は何をどのようになすべきか、
そんなことをパネラーや会場の皆さんと議論を進めました。

TPPやら選挙やら、空中戦のような総論日本農業論が展開されていますが。
そんなことは、我々のやるべきことではありません。
地に足のついた各論こそ全てです。

このような素晴らしい活動事例を、益々全国展開することが大事です。
良い意味で、他県や他事業体にも、どんどん真似をしてもらえればとも思います。

弊社としても、岡山から6次産業化ファンド申請を進めるなど、今後も楽しみなプロジェクトが目白押しです。

※本コラムは、株式会社ナチュラルアートより、メールマガジン「億の近道」
読者の皆さん向けに提供しております。

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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