MRIの詐欺事件には驚きましたね。既に米国の金利水準は低く、且つ為替の影響を受けるはずなのに確定年利6~8%を謳うなど、少しでも金融の世界を 知った者なら誰でも疑うような話に対して、調べることも無く沢山の人が高額な金を預けていたことが一つ、そしてそんなものを5年以上も放置していた当局や メディアの杜撰さが二つ目、そして三つ目は、明らかに隙だらけの日本人をターゲットにした詐欺であったことに驚きました。
想像はしていたものの、やはり明確に日本人富裕層(年配層)が世界から狙われていることが理解出来ました。それこそ北朝鮮など原爆を使おうが何だろうが (金満)日本の金が欲しくてたまらないのですから、いつでも強奪の機会を狙っています。GDP格差が150倍もあるのですから、僅かなお零れだけでも彼ら にしてみれば相当の額です。
近隣国家との摩擦は(偽りの)歴史問題と言いつつ、実はその国の為政者が日本の国富を狙っていることなども再認識しなければいけません。
ところで、先週前半まで「20,000円は間違いない!」と断言していた某証券会社の知り合いに株式相場の方向性を尋ねたところ、「火曜日の 13,680円で価格の調整は一段落した可能性があるが、いずれにしても6月14日のSQまでのどこかでボトムを打ち、再度上昇する!」と仰ってました… が…、依然として証券関係者が妙に強気なところが気になりつつ…と。
大和証券グループがこの5月27日現在で既に今期の業績予想を52.7%へと上方修正したほどですから、証券会社の手数料収入は様変わりとなっており、 証券関係者が強気になる理由も分かります。半年前の11月30日の日経平均は9,446円で昨日29日までで約52%も上昇し、昨年の安値8,295円 (6月4日)からだと何と73%も上昇した訳ですから、国策とは言え、もの凄い株式資産の押し上げ効果です。東証1部の時価総額も14,200円を超えた ところで約400兆円に乗せました。
さてこれからですが、依然としてオプションのボラティリティーが高水準を維持していますので、まだ暫くは油断できない状況ですが、先週の大きな下げを経て、徐々に物色される(注目される)銘柄や業種に変化が出てきていると感じます。
金利メリットや流動性メリットを評価した金融や不動産などの業種から、業績期待の銘柄(特に円安メリット業種?)の反応が良くなってきているようです。 電子部品や自動車に関連するメーカー、特に組み立てた商材を輸出している企業は真っ先に円安のメリットを受けます。前期後半に収益が改善したにもかかわら ず今期予想を控えめに据え置いた会社なら、この為替水準であれば、少なくとも第二四半期辺りから業績を上方修正してくると予想されます。
円安メリット(会社予算と市場実勢との乖離とか)に注目するなら、まだ直ぐには売り上げ数量の伸びまでは期待できないものの、限界利益分は概ねそっくりと為替の影響を受ける、例えば、加工品で付加価値の高い商品を作っている会社を探すのが効率的です。
そんな辺りから物色されているようですが、それでもまだ放置されていると思われる銘柄や、石川臨太郎さんが発掘する「いぶし銀」銘柄を見つけるのは可能 と思います。注意すべきは外人投資家の影響が大きい市場故に、いくら割安とは言っても、株主を見ていない会社はやはり見向きされ辛いと思われる部分です。
ただ、このような物色の動きが活発になるなら、先週からの乱高下を経た現在は、金融相場から業績相場への移行期にあるとも解釈できます。
そのような市場状況になれば、今までは相場に乗り遅れまいと我先にと市場への参入が続いていた状況から、もう少し落ち着いた、個別銘柄を探る動きへと変化してゆく可能性があります。
今まで出遅れた方も急ぐことは無く、相場が落ち着いてから、将来性があり且つ依然として割安に放置されている銘柄を順番に探していく好機になると思われます。株式市場が安定してくれば、銀行などの預貯金にしておくより遥かに効果的な運用が出来ます。
運良く割安と考えられる銘柄を見つけ、仮に1,000円の銘柄を1単位(今は大半が100株単位ですから約10万円分)買い、2%程度の配当を取って1~2年内に同値で売れれば(対面の場合には手数料を含めてプラス20円程度の価格で)、銀行預金などの固定金利より遥かに高い手取り(この場合約2,000円の利益、税引き前)となります。もちろん、株価動向は予想がつき ませんからこの通りに行くかどうかは皆様の運や腕次第ですが、2016年からNISAも始まりますので、詐欺師まがいの大手金融機関の勧誘には注意をしつ つ、じっくりと検討したいところです。
マスメディアは単に「株が上がった、下がった」「金持ちは儲かった」との、素人同然と言いますか、表層的なニュースばかりで参考になりませんが、年金や 保険などにより実体は既に国民資産の相当部分も有価証券等で運用されています。国民の誰もがもっと真摯に有価証券市場に向き合う姿勢が大事と思います。
しっかりと勉強をせず金融市場の動きを知る努力を怠れば、大手金融機関や特殊な詐欺集団のカモになるだけです。スーパーの特売や衣料品の買い物では数円 単位の差に敏感であるにもかかわらず、運用を前向きに捉えず、運用機関をしっかりと監視しないことなどにより自身の金融資産や年金資産が万円単位で毀損し ていく(収益を生んでいない)ことに無頓着なのは如何なものかと感じます。
今のようにアチコチで「誰かが儲けた、損した」との話が多くなると詐欺師が跋扈する隙が出来ますが、騙されないよう注意しつつ、投資を楽しんで頂ければと存じます。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
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想像はしていたものの、やはり明確に日本人富裕層(年配層)が世界から狙われていることが理解出来ました。それこそ北朝鮮など原爆を使おうが何だろうが (金満)日本の金が欲しくてたまらないのですから、いつでも強奪の機会を狙っています。GDP格差が150倍もあるのですから、僅かなお零れだけでも彼ら にしてみれば相当の額です。
近隣国家との摩擦は(偽りの)歴史問題と言いつつ、実はその国の為政者が日本の国富を狙っていることなども再認識しなければいけません。
ところで、先週前半まで「20,000円は間違いない!」と断言していた某証券会社の知り合いに株式相場の方向性を尋ねたところ、「火曜日の 13,680円で価格の調整は一段落した可能性があるが、いずれにしても6月14日のSQまでのどこかでボトムを打ち、再度上昇する!」と仰ってました… が…、依然として証券関係者が妙に強気なところが気になりつつ…と。
大和証券グループがこの5月27日現在で既に今期の業績予想を52.7%へと上方修正したほどですから、証券会社の手数料収入は様変わりとなっており、 証券関係者が強気になる理由も分かります。半年前の11月30日の日経平均は9,446円で昨日29日までで約52%も上昇し、昨年の安値8,295円 (6月4日)からだと何と73%も上昇した訳ですから、国策とは言え、もの凄い株式資産の押し上げ効果です。東証1部の時価総額も14,200円を超えた ところで約400兆円に乗せました。
さてこれからですが、依然としてオプションのボラティリティーが高水準を維持していますので、まだ暫くは油断できない状況ですが、先週の大きな下げを経て、徐々に物色される(注目される)銘柄や業種に変化が出てきていると感じます。
金利メリットや流動性メリットを評価した金融や不動産などの業種から、業績期待の銘柄(特に円安メリット業種?)の反応が良くなってきているようです。 電子部品や自動車に関連するメーカー、特に組み立てた商材を輸出している企業は真っ先に円安のメリットを受けます。前期後半に収益が改善したにもかかわら ず今期予想を控えめに据え置いた会社なら、この為替水準であれば、少なくとも第二四半期辺りから業績を上方修正してくると予想されます。
円安メリット(会社予算と市場実勢との乖離とか)に注目するなら、まだ直ぐには売り上げ数量の伸びまでは期待できないものの、限界利益分は概ねそっくりと為替の影響を受ける、例えば、加工品で付加価値の高い商品を作っている会社を探すのが効率的です。
そんな辺りから物色されているようですが、それでもまだ放置されていると思われる銘柄や、石川臨太郎さんが発掘する「いぶし銀」銘柄を見つけるのは可能 と思います。注意すべきは外人投資家の影響が大きい市場故に、いくら割安とは言っても、株主を見ていない会社はやはり見向きされ辛いと思われる部分です。
ただ、このような物色の動きが活発になるなら、先週からの乱高下を経た現在は、金融相場から業績相場への移行期にあるとも解釈できます。
そのような市場状況になれば、今までは相場に乗り遅れまいと我先にと市場への参入が続いていた状況から、もう少し落ち着いた、個別銘柄を探る動きへと変化してゆく可能性があります。
今まで出遅れた方も急ぐことは無く、相場が落ち着いてから、将来性があり且つ依然として割安に放置されている銘柄を順番に探していく好機になると思われます。株式市場が安定してくれば、銀行などの預貯金にしておくより遥かに効果的な運用が出来ます。
運良く割安と考えられる銘柄を見つけ、仮に1,000円の銘柄を1単位(今は大半が100株単位ですから約10万円分)買い、2%程度の配当を取って1~2年内に同値で売れれば(対面の場合には手数料を含めてプラス20円程度の価格で)、銀行預金などの固定金利より遥かに高い手取り(この場合約2,000円の利益、税引き前)となります。もちろん、株価動向は予想がつき ませんからこの通りに行くかどうかは皆様の運や腕次第ですが、2016年からNISAも始まりますので、詐欺師まがいの大手金融機関の勧誘には注意をしつ つ、じっくりと検討したいところです。
マスメディアは単に「株が上がった、下がった」「金持ちは儲かった」との、素人同然と言いますか、表層的なニュースばかりで参考になりませんが、年金や 保険などにより実体は既に国民資産の相当部分も有価証券等で運用されています。国民の誰もがもっと真摯に有価証券市場に向き合う姿勢が大事と思います。
しっかりと勉強をせず金融市場の動きを知る努力を怠れば、大手金融機関や特殊な詐欺集団のカモになるだけです。スーパーの特売や衣料品の買い物では数円 単位の差に敏感であるにもかかわらず、運用を前向きに捉えず、運用機関をしっかりと監視しないことなどにより自身の金融資産や年金資産が万円単位で毀損し ていく(収益を生んでいない)ことに無頓着なのは如何なものかと感じます。
今のようにアチコチで「誰かが儲けた、損した」との話が多くなると詐欺師が跋扈する隙が出来ますが、騙されないよう注意しつつ、投資を楽しんで頂ければと存じます。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
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