和歌山県海南市に本社を置くガーデニング企業のタカショー(7590)の株価はこのところ低迷状態。今1月期1Q決算の内容が前年同期比1.2%の減収、同43.9%の営業減益、同66.9%の経常減益であったことが単純に嫌気されている状況ですが、同社の高岡社長は至ってポジティブに現状の業績についてコメントしており、現在の株価低迷は四半期業績の進捗状況が明らかになるにつれて大きく見直されるものと期待されます。
通期の業績見通しは前期比11.5%の増収、15.3%の営業増益、6.7%の経常増益を見込んでおり、EPSは38.7円(配当性向40%で16円配当予定)を想定。様々な要因が重なりあっての株価低迷ではありますが、その要因の一つは流通時価総額がプライム上場の基準100億円を超えていないことです。
これについては2026年1月20日までの期間で適合させるべく鋭意努力中で条件のクリアには763円以上の株価が必要となります。国内外での業績拡大への布石を打った格好の同社の来2025年1月期業績は大幅な増収増益が期待されますので、時価673円で過去2年余りの中での安値水準に位置しておりますので、投資家各位の今後の見直しに期待したいと思います。
同社のビジネスは市場規模(14兆円)の大きなプロユース(全体の6割)と市場規模が7000億円規模のホームユース、プロユース並みの市場規模が14兆円と大きな海外事業に積極展開していくとの意向でこうしたビジネス展開を推進するライフスタイル提案型の世界的なガーデニング企業として大いに注目して頂きたい。
直近は照明分野での成長が顕著であるほかEコマース型ビジネスにも注力。AR活用などのツールを含めてリアルとネットの融合、ハイブリッド型のビジネス展開に注力中です。外構設計サポートのGLDラボの活用を踏まえて成長路線を歩む見通し。海外市場はマーケットプレイス中心に展開。欧州での積極展開を見込むほかプロユースは米国高級住宅向けに拡大見込む。コロナ禍の影響を経てDX化を水面下で推進したことが今後の業績拡大につながるものと期待されます。
なお、現状の時価総額は118億円に留まっているが、中期的な成長を踏まえ時価総額200億円以上へと評価の高まりを期待したいと思います。
(炎)
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