「週刊朝日」<5月3日・10日合併号>(4月23日発売)の「大物エコノミストが唱える「日経平均4万円説」は本当か」という記事の中で、私のコメントが掲載されています。インタビュー内容がかなり簡略化されているので、少々補足すると、
1)これまでイスタンブールが有力視されていた2020年のオリンピック開催地だが、ボストンの爆破テロ事件によって、「治安・安全」が重要視されるようになり、「世界で最も安全な大都市」東京の優位性が高まる。
2)9月7日のブエノスアイレスの総会で東京開催が決まれば、2020年に日経平均が10万円に到達するような「オリンピック相場」の可能性も十分ある。
3)ただし、オリンピックというテーマはあくまで<象徴>であり、実際の先導役は、1990年代後半の米国を牽引した「IT・インターネット」のような世 界的な広がりを持ったものになるはずだ。iPS細胞、をはじめとするバイオテクノロジー、日本が世界に誇るロボット技術、「無人化」などの革命が起こって いる農業など候補はたくさんある。しかし、インターネットは、当時の米国人がほとんど知らなかった全く新しい概念だった。同じように、これからの日本を牽 引するのも、ほとんどの日本人がまだ知らないテクノロジーになるだろう。その第一候補が「3Dプリンター」である。
4)世界経済は「20年時間差」で動いている。私の著書によく登場する、日経平均とダウジョーンズの比較表が、本特集にも掲載されているが、今から20年 前(1993年)の米国は、現在の日本と本当によく似ていた。20 年にも及ぶ経済低迷だけでなく、当時勢いのあった日本(現在の日本にとっての中国や韓 国のようなもの)に追いあげられ、完全に自信喪失。いくら株価が上昇しても、世の中はさめた見方をしていたが、1990年代後半には熱狂が訪れ、1980 年代後半に1000ドル近辺で低迷していたダウ・ジョーンズは1万ドルを軽々と突破した。
5)悪いタイミングで、東日本大震災・福島原発事故が起こったうえ、タイの洪水、ユーロ危機民主党政権などの数々の重しのおかげで、出だしが悪かったがそ の分エネルギーが蓄積されている。これからの日本の市場や経済は、誰も経験したことが無い「爆発力」を見せるかもしれない。
となります。
また、『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)大原浩著・定価1365円(税込)のアマゾンでの予約販売が始まりました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569812104/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4569812104&linkCode=as2&tag=iforum-22
<帯より>
◎あわてる人ほど負け組になる
◎忙しい人でも大丈夫、数年に1回の売買で「じっくり確実に財産を増やす方法」をやさしく指南。
◎今年(2013年)はリーマンショックから5年目の年です。
5年投資は、本書をお読みになり納得した読者が好機だと感じれば、いつスタートしても構わないのですが、リーマンショックから5年目という節目は、とても興味深いタイミングです。
本書で解説されているような、5年程度を節目とする「投資の基本原理」に忠実な手法を実行していけば、将来豊かな生活をするために「十分以上の資産を獲得する」ことができるはずです。(本書【はじめに】より)
目次(予定)
第1章:混迷の時代になぜ「5年投資」なのか?
第2章:あわてる乞食はもらいが少ない(5年間で着実に成果を出す)
第3章:「5年投資」のために、これから5年間の世界経済の基本を押さえる
第4章:これから5年間の日本経済の基本を押さえる
第5章:5年間じっくり待って勝つ、金融商品の目利き方法
第6章:毎日コツコツでも、5年ごとの複利効果で驚くほどの資産に!
第7章:トレードオフ(何もしないこと)が大事
第8章:「5年投資」の達人ウォーレン・バフェット
第9章:「5年投資」に適した企業・適さない企業
第10章:「5年投資」を助ける名言集
(OH)
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
1)これまでイスタンブールが有力視されていた2020年のオリンピック開催地だが、ボストンの爆破テロ事件によって、「治安・安全」が重要視されるようになり、「世界で最も安全な大都市」東京の優位性が高まる。
2)9月7日のブエノスアイレスの総会で東京開催が決まれば、2020年に日経平均が10万円に到達するような「オリンピック相場」の可能性も十分ある。
3)ただし、オリンピックというテーマはあくまで<象徴>であり、実際の先導役は、1990年代後半の米国を牽引した「IT・インターネット」のような世 界的な広がりを持ったものになるはずだ。iPS細胞、をはじめとするバイオテクノロジー、日本が世界に誇るロボット技術、「無人化」などの革命が起こって いる農業など候補はたくさんある。しかし、インターネットは、当時の米国人がほとんど知らなかった全く新しい概念だった。同じように、これからの日本を牽 引するのも、ほとんどの日本人がまだ知らないテクノロジーになるだろう。その第一候補が「3Dプリンター」である。
4)世界経済は「20年時間差」で動いている。私の著書によく登場する、日経平均とダウジョーンズの比較表が、本特集にも掲載されているが、今から20年 前(1993年)の米国は、現在の日本と本当によく似ていた。20 年にも及ぶ経済低迷だけでなく、当時勢いのあった日本(現在の日本にとっての中国や韓 国のようなもの)に追いあげられ、完全に自信喪失。いくら株価が上昇しても、世の中はさめた見方をしていたが、1990年代後半には熱狂が訪れ、1980 年代後半に1000ドル近辺で低迷していたダウ・ジョーンズは1万ドルを軽々と突破した。
5)悪いタイミングで、東日本大震災・福島原発事故が起こったうえ、タイの洪水、ユーロ危機民主党政権などの数々の重しのおかげで、出だしが悪かったがそ の分エネルギーが蓄積されている。これからの日本の市場や経済は、誰も経験したことが無い「爆発力」を見せるかもしれない。
となります。
また、『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)大原浩著・定価1365円(税込)のアマゾンでの予約販売が始まりました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569812104/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4569812104&linkCode=as2&tag=iforum-22
<帯より>
◎あわてる人ほど負け組になる
◎忙しい人でも大丈夫、数年に1回の売買で「じっくり確実に財産を増やす方法」をやさしく指南。
◎今年(2013年)はリーマンショックから5年目の年です。
5年投資は、本書をお読みになり納得した読者が好機だと感じれば、いつスタートしても構わないのですが、リーマンショックから5年目という節目は、とても興味深いタイミングです。
本書で解説されているような、5年程度を節目とする「投資の基本原理」に忠実な手法を実行していけば、将来豊かな生活をするために「十分以上の資産を獲得する」ことができるはずです。(本書【はじめに】より)
目次(予定)
第1章:混迷の時代になぜ「5年投資」なのか?
第2章:あわてる乞食はもらいが少ない(5年間で着実に成果を出す)
第3章:「5年投資」のために、これから5年間の世界経済の基本を押さえる
第4章:これから5年間の日本経済の基本を押さえる
第5章:5年間じっくり待って勝つ、金融商品の目利き方法
第6章:毎日コツコツでも、5年ごとの複利効果で驚くほどの資産に!
第7章:トレードオフ(何もしないこと)が大事
第8章:「5年投資」の達人ウォーレン・バフェット
第9章:「5年投資」に適した企業・適さない企業
第10章:「5年投資」を助ける名言集
(OH)
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。