有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「投資家の資金が集まりやすいと誰もが考える銘柄を選んでいきたい」
(有料メルマガ第325回・2015/4/14配信号)
※2015年4月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
株式投資は一生続けて行く遠泳のように長い時間をかけて続けるゲーム(戦い)です。欲張りすぎる目標を設定すると、完遂することが難しいゲームでもあります。
去年からスイミングスクールで泳ぎを習うようになったので、いかに効率的に体力を使わずに泳ぐことで、早く楽に長く泳ぐことが出来るかを痛感してきました。
コーチからは『力を抜きなさい。やる気を出さない(無駄な力を入れない)で、やる気がないように今の3分の1の力で泳ぎなさい。ただし合理的に(効率的に正しく)手も、足も、頭も動かしなさい。』と毎日のように注意を受けても、なかなか思うように泳げません。
水に浮こうとすると沈んでしまい、水に潜ろうとすると浮かんでしまう。思うことと反対の結果に頭を抱えることもしばしば起こります。手の動きに気を取られると、足の動きを忘れてしまい、呼吸すら忘れてしまうことも良く起こります。例えば背泳ぎでは、口が水面より上に出ているので、いつでも呼吸することが可能です。しかし必死で泳いでいると息をするのを忘れて、息を止めて25メートル泳いで顔を真っ赤になっている人が意外に多いのです。私もそうですが多くのクラスメイトが同じような状況です。
株式投資も同じようなもので運用する投資資金が大きくなればなるほど、儲けが大きくなる、と考える投資家がいるかもしれませんが、運用資金の大きさと、儲けの額は比例しません。
投資資金が多いということは、いつでも投資したい銘柄に投資できる可能性があるということです。これは背泳ぎで口が水面上にあり、いつでも呼吸できるのに似ています。しかし、いつでも呼吸できると油断していると、実際に呼吸をするのを忘れてしまう事態が起こります。
投資資金が大きくなると、投資したい銘柄が出てきたらいつでも投資できるようになりますが、目移りしてしまい投資判断も雑になり、利益を上げられない(=息が出来ていない)ことも多くなります。
アベノミクス相場が続いた3年間の間でも、儲けられた投資家は限られていると言われています。つまり損をした投資家のほうが多いらしいのです。
投資資金が大きくなれば、損をする金額も大きくなるという可能性も出てきます。自分が利益を確保しているのに、他の投資家より利益の金額が少ない。無念だと欲張って、無理をするのが間違いの元になることも多いということを、私自身が過去に何度も何度も、嫌になるほど経験してきました。
自分投資している銘柄が2年連続の赤字なのに、株価が上がっている。「なんでなんだろう。」そう感じます。そう考えて利喰い売りをして撤退しても、その後も株価が上がり続けて、あっという間に私の売値の2倍以上になってしまう銘柄も時々でてきます。
昔は悔しくて後悔と腹立たしい思いを引きずり続けましたが、最近はそんなことで精神的な打撃を受けることはほとんどなくなりました。
現状のように投資環境が良い時の株式投資はどのような作戦を取るのが良いのでしょうか。どんな投資環境課にあっても『勝ち易きに勝つのが、良い戦いかた』と思っています。
株式投資を行うということは、株式市場という投資家にとってのバトルフィールド(=戦場)において、投資家にとってとても大切なお金(=投資資金)を戦力(または軍隊、兵士)として投入して、『資金の拡大』(⇔本当の国国家間の戦争において支配地・領土を拡大する)を最大の目的として戦争を行なっていることだと考えています。
私たち投資家は将軍(かつ参謀)役として、株式戦争に勝つ為に作戦を練って、実際にお金(戦力・軍隊)を動かして戦闘行為を実行しています。
将軍が優れた戦争能力を持っていないと、どんなに戦力が大きい(=資金量が大きい)としても、株式戦争に勝利することは難しいです。
将軍(=投資家)として持つべき資質については、過去のコラムで、いろいろたとえ話に託して書いてきました。また簡単に箇条書きにしてみます。
1)銘柄選択眼(=どの銘柄に投資すると株価が上がるかという投資対象を選ぶ力)
2)早く大きく資金を増やしたいという自分の欲望を押さえつけて従わせることができる強い精神力(=投資環境の良さに過信して、自分の経済的実力や運用能力を超えた信用取引など無謀な投資を行なわない精神力)
3)自分が決めた投資ルールを厳格に守る克己心
4)厳しい投資環境や良好すぎる投資環境など、投資環境がどのように変化しても、冷静さを失わずリスクを管理するノウハウ
5)損をして資金を失うこともともあるという覚悟(=破綻しないために損を覚悟で投資を手仕舞うことも含めて)を持っていること
6)勝ちやすい戦場やタイミングで戦う(=勝ち易きに勝つ)ことができる実践で鍛え上げてきた才覚
このようなことが優秀な将軍(=投資家)としての資質になると考えています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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