このところの株価は堅調な上昇を見せてきましたが、上げのピッチが速すぎて多少警戒感も出てきました。
先週の日経平均は一気に3万1300円台まで上昇したものの、その後は反落の動き。指数もさることながら3市場の時価総額が一時、800兆円を超えてきましたし、騰落レシオなどのテクニカル指標が過熱状態を示していましたので市場関係者の多くは警戒感を高めておりましたので当然の動きではあります。
しかしながら、この株価上昇トレンドがこれで終わったのかと言うとむしろ今回の良い調整で更に先高につながるものと期待されます。一時的な調整場面はあっても上昇トレンドは継続するものと個人的には考えます。
昨年11月あたりから注目してきたテレビメディア株は相変わらず大方PBRが0.4倍前後に留まっており、資産価値に比べ多少の株価上昇はあったとしてもなおも上昇の余地は大きい。
株主提案なとで揺れる東洋建設株などから鹿島などの大手ゼネコン株を始めとして低PER、バリュー銘柄群の株価が2017年高値に向かっています。
デフレ経済からインフレ経済を意識した株式相場という前提ではこの先の展開も右肩上がりとなると考えられるからです。
多くのキャッシュリッチ企業が何らかの投資に向け動き出しております。
かつて中国に進出した企業は国内回帰に向かっております。日本は相変わらずの円安ということもあり世界の中ではあらゆるモノやサービスの価格が海外に消費者からすれば割安に映る。
世界の冠たる有力な企業の株価も割安な状態。市場性のない見捨てられた銘柄の株価もこれ以上売りようがない。そんな状態の株式相場は歴史的な上昇開始の入口に立っているのではないかとも言えそうです。
短期的には上げピッチが速くて調整やむ無しではありますが、この後の展開はもしかしたらサプライズのある展開になるのかも知れません。
全面高にはなっていない現状の株式相場にはまだ割安銘柄、有望銘柄がたくさんあります。個人投資家の皆様の有望銘柄探しと投資の実践に大いに期待しております。
(炎)
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