有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「株主還元を強化している企業は上げることが多いと感じる」=
(有料メルマガ第433回・2017/5/23配信号)
※注 2017年5月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
多くの企業の決算短信を見ながら、どの企業に投資するか迷う日々が続きます。でも投資する企業を決めるのは自分であり、自分で決めていかなければなりません。当たり前のことです。
株式投資をしながら、人生のこともよく考えます。
もう60を超え、憧れのユーロ諸国に海外旅行に出かることができるのも70歳くらいまでの健康で体力があるうちが良いのだが、もう数年しか時間がありません。
株式投資で投資対象を選ぶのと同じで、自分の人生、生き方を決めるのも自分です。自分の人生のページは自分でめくっていくしかありません。
私たちの人生は自分自身で行動してはじめて開かれていきます。つまり自分の人生のページは自分自身でめくっていくしかありません。そして人生が素晴らしいのは、そのページに「何を」書き込むのかも自分の自由だということです。
何を書くのも自由だけれど、書き込んだことには自分が責任を負わなければいけないというルールがあります。望みを次々かなえていく人は、そのことを知っていて行動していく人です。
結果への恐怖が自分の行動を規制しています。投資では自分自身の損したら嫌だという心理が行動へのストッパーとなります。会社などでなかなか行動を取れないのは自分が失敗するのは怖いという失敗を嫌う心理と、上司などからの責任追及への恐れという、恐れの二重構造が行動を抑制するストッパーになっています。
つまり自分の行動を抑制するのは、やってみなければ分からないことに対する、恐れ。結果への恐れです。でも、世の中には本当にやってみなければ分からないことがあります。やってみると案外簡単に出来てしまうことも多いのです。
結果の恐れを克服して勇気を振り絞って行動していくこと、チャレンジしていくことが自分の人生を切り開いていくことになるのです。
株式投資にも同じことが言えます。
株を買って儲けたい。この株を買うかどうか。買った結果、損するのが怖くて買えない。だから自分が勇気を出して買えるための根拠を自分なりに探して納得していくことが必要になってきます。それがテクニカル分析だったりファンダメンタルズ分析だったりします。
株式市場はよほどのことがない限り、予定通りに月曜日から金曜日まで休日以外は毎日のように開かれています。考える時間はたっぷりあります。
安いと思って飛びつき買いをすると、更に下げてしまうことも良くあります。
高すぎると思って下がるのを待っていると、まったく下がらずに上げてしまうことも多いです。
『予想(ヨソウ)は止そう(ヨソウ)、外れるから』と、どなたかが本に書いておられました。
私が専業投資家として10年以上の長きにわたり、生き延びられてきたのは「安心して失敗できる」体制を作ろうと努力して取り組んできたからのような気がしています。
一番大切なのは「考え方」の部分で、失敗は成功するために必要な良い経験をするための、成功の一部だと考えてトライしていくことです。
当たり前のことを、当たり前にやるのは難しいのです。誰でもミスを犯します。しかし投資ではミスの一つや二つで自滅することは少ないのです。しかし小さなミスを悔やんで自滅したり、ミスを恐れて自滅することは良くあります。
世の中、失敗は悪いことだという意見が常識になっています。でも、失敗は成功するためのよき経験にすることが出来れば、問題ないのです。
損=失敗=判断ミスはよく起こります。失敗がないというのは難しいことにチャレンジしていないということだと思います。世の中にはやってみなければ上手くいくかどうか分からないことがたくさんあります。儲かるかどうか分からない投資もたくさんあります。未来は誰にも分からないのです。
失敗(=損)を恐れるあまり何も行動(=投資)しないのでは何も生まれません。(儲けが生まれません)だからよいと思ったらトライをすること、挑戦をすること、投資を実行することが大切です。
ただ誰でも自分の失敗を認めるのは嫌なものです。特に投資では失敗は損に結びつきます。だから失敗はいいことだと言いつつも、ちゃんと安心して失敗できる体制を作ることが本当に大切になるのです。そしてなぜ失敗してもいいのかを納得しておくのも大切なことです。
では私が自分の弱い心を守るために具体的に何をやっているかをご紹介します。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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