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不人気直近IPO銘柄群にお宝を発掘(その1)

2022/11/04 15:14 投稿

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 ハイエンドゴルフアパレルブランドを展開するキューブ(7112)の場合

 10月7日にハイエンド向けゴルフアパレルブランド「MARK&LONA」を展開するキューブ(7112)が東証グロース市場に上場。公開価格2140円に対して初値は2190円。その後の高値が2275円(7日)、安値1453円(18日)で先週末は1823円の終値。
 発行済み株式数は607万株で時価総額は110億円。
 今期予想経常利益8.1億円(+18%)に対して13.5倍と見た目では割高感があるためか公開価格に比べ時価は下落しており、人気に欠けている。
 ただ、公表済みの2Q決算の進捗率は高く今12月期通期業績は上方修正の余地があると考えられる。

 2020年12月期から今12月期の業績予想は以下の通り。

 2020.12期⇒2021.12期⇒2022.12期予想

[売上高]
 26.1億円⇒39億円(+49%)⇒52.5億円(+35%)
 今期2Q累計実績 28.98億円(進捗率55%)

[粗利益]
 14.2億円⇒23.5億円(+65%)⇒27.2億円(+16%)
(粗利率54.4%⇒60.3%⇒51.7%)

[営業利益]
 1.57億円⇒6.87億円(4.4倍)⇒8.49億円(+24%)
(同利益率6.0%⇒17.6%⇒16.2%)
 今期2Q累計実績 6.12億円(進捗率72%)

[経常利益]
 1.64億円⇒6.9億円(4.2倍)⇒8.14億円(+18%)
 今期2Q累計実績 6.15億円(進捗率75%)

[当期利益]
 ▲3.0億円⇒6.81億円⇒5.64億円
 今期2Q累計実績 4.03億円(進捗率71%)

 今期予想EPS102円は当期利益5.64億円が前提となるが、2Qまでの累計の2倍、8億円を単純に基準とすればEPSは145円となるため、時価PERは12.6倍の水準となる。しかも来期以降の業績拡大への期待もあり、IPO後に不人気状態で上値の重い株価は見直しの余地があると判断される。リスク要因も多々ありそう。特に韓国系企業向けの売上比率が高い点がリスクの一つとなる。皆さんも吟味願いたい。

 (もう少し突っ込んだビジネス内容や特徴などについては有料メルマガにて報告予定。)


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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