女心と秋の空。
変わりやすい秋の天気をこのように言うことがありますが、このところの株式相場もそうした展開が見られます。
上げたと思ったらすぐに下げるし、下げたと思うとまた上げる。
こんな展開ではなかなかじっくりと投資するのも難しいとあきらめる必要はなく、こうしたリズムを前提に取り組む賢明な投資家もお見えかと思います。
強弱感が対立しやすい相場展開の中で個別株も売り買いが交錯している昨今の株式市場ですが、調整と反転上昇期待が綱引き状態。
一方では低迷状態の銘柄を致し方なく売って損金処理に努める一方で時流に乗る銘柄に乗り換えてパフォーマンスを稼ぐという技で乗り切ろうという投資家の皆さんもお見えかと思います。
年末までの局面では積み上げた実現益と税金対策のための処分損の処理が交錯することになります。
比較的長期に投資して株価が買値から下落している会社の事業内容が良くなっているのにも関わらず致し方なく評価損を実現損に変えて税金の戻りを狙う投資家もお見えかと思います。
塩漬けしないで損金処理。一方で利益確定売りで実現益を確保し、合わせ切りの原資を得る投資作戦実行中の方もお見えかと思います。
このためいくらもっと株価が上がっても良いと思われる人気株にも冷静に売りが出ているという状況です。
それでもそうした銘柄には押し目買いが入りやすいということになります。
さて、今週は決算発表のラッシュとなります。
24日は日本電産(6594)など11銘柄、25日はシマノ(7309)など21銘柄、26日は日東電工(6988)など35銘柄、27日はHOYA(7741)など84銘柄、28日はキーエンス(6861)など176銘柄の発表が予定されており、円安下の秋相場にインパクトをもたらします。
更に11月上旬にかけては中小型銘柄の決算発表が続き、投資家にとってはその内容に目が離せません。
その発表内容を見ながらポートフォリオの再構築に努めて頂くことになります。
年末までの相場展開は個人的にはポジティブに考えていますが、皆様のお考えはいかがでしょうか。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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