有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「投資対象の研究を怠らず、投資チャンスをじっくりと待ちたい」=
(有料メルマガ第386回・2016/6/21配信号)
※2016年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。
私はサラリーマンを早く辞めなければならなかったので(⇔サラリーマンを続けていたら精神的に耐えられなくなる状態だったので、やむを得ないでサラリーマン生活から脱出しました。だから、専業投資家になって生活する自信があって勢いよくサラリーマンを辞めたわけではありません)、株式投資の目的もインカム・ゲインで生活費の補完をすることを最上位の目的としていました。
サラリーマン現役世代の投資家は、お給料という安定収入を支えに投資を継続することも可能です。しかし専業投資家になると、お給料という安定収入が無くなります。これは株式投資というバトルを行うには経済的にとても不利な状況です。
この不利な状態に自分を追い込んだのは自分の責任だったので、インカム・ゲインを重視する投資スタンスが強くなりました。
従って高配当利回りの企業を重視する、高配当優待利回りの企業を重視するという傾向が強いです。
今年に入ってからの日本の株式市場の1日の変動額の大きさからも分かるように、1年分の配当や配当+優待の金額は1日の株価の変動で吹き飛んでしまうような頼りなさもあります。だからキャピタル・ゲインを狙うのが株式投資の本道だという意見は否定できません。
ただ、自分としては、どのような利益を重視して投資対象を選んでいくのかを、しっかり意識しながら株のポートフォリを作り上げていく、またリストラクチャリングを行っていくことは大事なことだと認識しています。
そして中長期のスパンでホールドすることを重視するなら、自分がポートフォリオに加えた企業に対する自分の意見をしっかり持っていることが大事なことだとも考えています。
株式投資など変動の激しい相場商品などは、やはり自分の考えに信頼がもてないと、他人の下した株価という評価(=市場でついた株価)に、惑わされて不安に駆られて、愚かな行動をとってしまうことも多くなります。
そして自分がその企業に投資した根拠はなにか。その前提は崩れていないか。そのような自分の考えを常に確認しながら、投資の根拠が変わったと考えたら、勇気を持って投資行動に反映させるべきだと考えています。
このように考えているので、今日のコラムの『お題』に書いたように、主力投資銘柄の一つにたいし、大きな犠牲を覚悟して、損切りを実行しました。
イギリスの国民投票が終わって、その結果がどのようになるかで、また一波乱はありそうですから、急いで投資を実行する必要はありません。でも方向性が見えたなら、勇気をもって選び抜いて準備してきた『この企業には投資したい』と考えている株を買い増して行きたいと考えながら、株価の動きをウォッチしています。
個人的には、流動性の高い(=時価総額が数百億円以上あって、1日の出来高が数万株以上、できれば10万株単位以上ある)企業の配当利回り3%以上の銘柄をインカム・ゲインとキャピタル・ゲインの両方を期待して増やしたいと考えています。
しかし配当優待利回りが5%を超える企業が本当に多くなりました。このような高配当優待利回り銘柄に関しては、PERが9倍以下、またはPBRが0.9倍以下という、どちらかの基準を満たしたら優待最低単位には投資してみたいと考えて探しています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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