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有料メルマガライブラリから(400)「2年前と同じように日本株のリバウンドに期待が持てる状況」

2021/11/01 15:25 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「2年前と同じように日本株のリバウンドに期待が持てる状況」=
 (有料メルマガ第499回・2018/9/18配信号)

※2018年9月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 12年前にサラリーマンを辞めた私にとって、株式投資は希望そのものでした。しかし専業投資家になった直後の株式市場はホリエモンショックなどが続いて起こり、サラリーマン時代に比べて氷河期が急に襲ってきたような厳しい投資環境となりました。

 40歳から50歳までの間には、三菱商事や三井物産、住友商事など財閥系の総合商社をポートフォリオの主力にして運用していた時代もありました。しかし専業投資家になってからは、資産の割安株に投資の軸足を移すことによって、大きく株価が上がる可能性のある株から、大きく下がらない、また株価が下がっても安心して眠れる企業の株を増やしていたので、急に襲ってきた日本株の氷河期を生きのびることが出来ました。


 『時として投資は希望を生む』これはサラリーマンを辞めたころ読んだ村上龍さんの本の中にあった言葉です。

 正確には村上龍さんは次のように書いていました。

『現在から将来に向けて、自分の利益となり、自分自身の生の充実を支える何かが育っているという意識・感覚、それが希望だ。ひょっとしたら、投資と希望は同義語なのかも知れないと思うことがある。』


(以上で引用を終わります。)


 私にとっては、まさに投資は希望そのものでしたし、いまでも大きな希望でありつづけています。株式投資を続けていなければ、金融資産をここまで増やすことは不可能で、いまキャッシュ化している資金の目標額は、私が63歳から80歳まで、毎年使える300万円×18年間=5400万円です。

 このような金額を労働収入で12年の間に作ることは、私のサラリーマンとしての能力からは、まずできなかったと思います。そして、これだけの株を現金化しても、株式で運用する資金はこの金額の約2倍程度は残ります。

 自分が働いて、時間を拘束されて稼がなくても、自分の資産に働いてもらい、資産が稼ぐ収入だけで生活することができるというのは、経済的奴隷状態、会社の奴隷状態からの開放、自由を得ることにほかなりません。

 経済的独立の達成は多くの人にとって経済的自由へのパスポートとなるものだと考えています。


 しかし、人生に多くのリスクがあるように、投資にもリスクがあります。
 当初の自分の腹積もりとは違った結果になる。つまり結果の不確実性を「リスク」として、具体的な量としてとらえて対処していくことは、投資だけではなく、人生を生き抜いていくためにも必要で重要な技術です。

 意思決定を行なうためには、その決定をしたことによって、どのようなリスクが発生するのかを把握しなければなりません。ところが投資にしても、人生にしてもこのリスクの見定めができていない人が本当に多いことに驚かされます。

 リスクは将来の不確実性ですから、予想より悪い結果になることもあれば、予想より良い結果になることもあります。

 リスクは、悪いほうばかりに働くのではありません。今のような低金利の時代に、預貯金のように元本保証の商品は約束された胡麻のように小さな金利しかもたらしません。

 キャッシュに変えた資金を、ゆうちょ銀行の定額貯金にも預けましたが、驚くことに、いまの定額貯金の金利は0.01%でした。

 つまり、いまの定額貯金の金利というのは複利で運用して2倍になるのに7200年もかかるようなゴマのように小さな金利です。常識的に考えればこんな投資はインフレで確実にやられるでしょう。


 リスクはチャンスの同義語です。リスクのないところに幸運もないことは意識しておいて良い事柄だと思います。ただしリスクを取るか取らないかは個人の自由です。他人に強制されるべきことではありません。自分が決定するのです。

 私がいま取っているリスクは儲けそこなうリスクです。株価が上昇を続けているのに、株を売ってしまうと、これからの株価の上昇による利益を取りそこなうことになります。

 もちろん株価が上がり続ける保証はなく、大きく下落する可能性も、もちろんあります。ただ今の日本を含めた世界中の景気や、株式市場の状況からは、今年の年末までは株価の上昇は続く可能性が高くなったと感じています。

 しかし私は株を売ってキャッシュにする目標額を下げようとは考えていません。儲けそこなうリスクを取ることによって、私が得ているものは80歳までホッコリと、生活費に心配することなくのんびりと生きていくための生活資金となるお金です。

 いまから80歳まで、毎年300万円ずつ年金と家賃収入以外に使えるお金を元本保証の預貯金で確保するためには、先ほど計算したように5400万円のキャッシュが必要です。この金額まではキャッシュを積み増す努力を続けているところです。

 もちろんインフレは怖いです。インフレがどれだけ大きくなるかは、今の時点では誰にも予測できません。

 その不安が無くならないと、人の心は安心できません。投資でも人生でも疑心暗鬼が一番怖いです。

 大きな不安や心配事は、人生に不幸を呼び込みます。不安があったら、その不安と正面から向かい合い、その正体を明らかにしましょう。そしてその不安を乗り越えるためには何をすればいいのかを考えましょう。そうすることによって将来への展望が開け、希望が湧いてきます。
 そうやって私はサラリーマンを卒業してからの12年間を生き抜いてきました。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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