依然としてコロナ禍が続きますが、振り返れば、誰もが最大1年ほども我慢すれば何とかなると考えていたのでは無いでしょうか。それが医療先進国であるはずの日本で「医療崩壊だ!医療従事者が足りない!」と、1年以上が経ってもこの騒ぎです。何時まで我慢すれば良いのか?
様々な課題先送りがコロナ禍によって一斉に噴出し、緊急時への備えが為されていなかった事実が露になっています。
先送りは歴代内閣の責任であり菅内閣だけの責任ではありませんが、GOTOや医療行政への介入、選挙不正への取り組みなど、様々な面でリーダーシップを発揮出来ない菅内閣のネガティブな特徴が表出しています。
加えて、積年の課題である、縦割りと天下りの弊害(悪質行政)の放置が国全体を蝕んでいます。これらは不甲斐ない野党にも共同の責任があります。
ワクチン接種が本格的に始まりましたが、予約が殺到して幾つかの自治体はパンク状態だそうです(悲)。
誰もがコロナは怖いゆえに一刻も早く安心したいのでしょう。知り合いの70歳手前の方も「来月に予約が取れた!2度のワクチン接種が済めば何処にでも行ける!」と喜んでいました。
が・・・、どちらかと言えば、悠々自適で元気に遊びに行きたい方達より、仕事をしなければならない方達(特にエッセンシャルワーカー)にこそ接種を急がねばいけないと思うのですが・・・、この世代帯(=最大有権者層)を後回しにするなんてことは、全てを政局とするゴキブリには決断出来ないのでしょう(苦笑)。
加えて、某与党幹事長は広島の公職選挙法違反をめぐる1.5億円の選挙資金について「知らぬ、存ぜぬ」を通しています。この傍若無人さに呆れます。これが日本政界の重鎮の姿ですから恥ずかしい。醜悪です。
さて、株式市場ですが、2021~22年度の景気回復を織り込み終わってしまったのか?不穏な動きになっています。
杜撰な国家運営が民間企業の成長の足枷にもなっているのでしょう。
31年前(バブル期)の時価総額を少し上回った辺りで頭打ちになるようでは何とも期待感の薄い株式市場です。
最近気になっているのが米ドルの動きです。
対日本円では足元108円~110円前後の動きが続きますが、その他通貨や対新興国通貨では弱まる動きが出てきています。短期筋も米ドルをショートしたままですが、米国金利は伸び悩むのか?
世界的に簡単に金利を上げられる局面には無いと思われますが、日本を除く主要国で景気回復が期待される一方、過去に例の無い超低金利政策が維持されるなど、判断の難しい局面になってきました。
何とも不透明と感じますが、先月まで日経平均32,000円以上と仰っていた方達の最新のコメントを知りたいです。
個人的には、まだ暴落と言う程の環境には無いと思いますので、当面は日経平均株価で28,000円割れを一つの目処として、安いと感じたタイミングで狙っている銘柄を買うことにしています。
もちろん少しずつ、ドル平均法のイメージで。
(街のコンサルタント)
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