市場が注目していたFOMCが終った。
内容的には市場予想通りになったと市場関係者は語っていた。
「政策金利の据え置き」「量的緩和を継続」と。特にFOMCメンバーが今後の金利状況を示唆する「ドットチャート」でも2021年から23年の範囲内で利上げを行うことはないとの見方を示した。
また、今年中、金利・経済見通しについては上方修正されて、経済成長率は6.5%。インフレ率は2.4%とFRBの目標を上回ると見方を示した。
声明では「この厳しい局面で米国経済を支援するためにあらゆる手段を行使し、雇用最大化と物価安定という目標を促進することに全力で取り組み」と表明。今後においても上記したようにインフレ率が上昇しても一時的なものであるとして政策金利の見通しに影響を与えることがないと強調した。
FRBの姿勢はある程度はっきりした感じであるが、ある程度の金利上昇は目を瞑るという姿勢で、その為の株式市場の調整はあっても良いとの見方もある。だが、株式市場に大きな変化(急落)があった場合には、それなりに支えることはするとの姿勢がある。
FOMCメンバーは、これまでも金利が上昇する度に「市場へ金利引き上げ・テーパリングを行うことはない」とコメントしており、株式市場を支えている。しかし、昨年11月から0.6%台であった10年物国債金利は1.6%台まで上昇して今、株式市場は変化をしている。特に今年3月から、ダウ平均の上昇が加速的になっていることです。
昨日17日のNY市場は上昇「ダウ平均、S&P500は最高値を更新」した。ただ、成長株であるナスダック市場の「情報技術・コミュニケーション・サービス」は上昇しているものの上値が重い動きであった。
その為「ナスダック市場」はこの3月低迷をしている。
上記したが金利上昇で好感できる銘柄群には買い戻し優勢(ゴールドマン・サックス、モルガンスタンレー、JPモルガン)などは確りとした上昇トレンドを描いている。
本日(18日)の東京市場では主力行の「三菱UFJ、三井住友」が年初来高値を更新するなど米国市場と同様な動きを示しており、その他金融株の「地銀・証券・保険」と言ったところも堅調であり、米国金利の動き次第では今までにない相場も期待されるが、金利上昇は「諸刃の剣」にもなるので、裏には危険も孕んでいるので、米国10年物国債金利状況はしっかりウォッチしていきたい。
急激な上昇は大きな下落を呼ぶ。
(大魔神)
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