億近読者の皆様こんにちは。
小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。
投資教育はいつごろから始めたら良いか。
保護者の方々は悩むと思います。
実は、年齢は気にせずどんどん投資教育はスタートして大丈夫です。
とはいっても、幼稚園児にいきなり株価チャートを見せたり、難しい財務分析をする教えられるわけがありません。まずは、投資とは「未来をよくするためにすること」ということを伝えていければ十分です。
そして、お金を使うことにかぎらず、どんなことが投資なのかを家族で話してみると、大人もハッとすることが出てきます。
例えば、お菓子を食べるのは投資でしょうか?
今は良い気分になりますが、未来を良くするものではないかもしれません。
では、休みの日に家族で出かけることは投資でしょうか?
これも、今を楽しんでいるだけだから、未来を良くするものではないかもしれない、と考える人は多いと思います。
しかしこう考えたらどうでしょう。
お菓子は新しいお菓子を食べてみて、学校でそのお菓子の評価を友達にしてあげれば、楽しい時間が過ごせますし、もしかしたら「お菓子博士」として友達から尊敬されるかもしれません。
また、家族で出かけ、新しい物を見たり、新しい人に出会ったりすることは、大きな経験となり未来を良くすることにつながるでしょう。
なにも積立投資や成長株投資の話をすることだけが投資教育ではありません。
未来をよくするための行いが全て投資であり、できるだけ時間もお金も投資を優先させる方が人生はよくなるのだという考え方を教えていきましょう。
そして、投資ししたことが芽を出し、実りが得られるまでには10年以上の月日がかかることも伝えたいものです。努力の継続が実を結ぶのには時間がかかります。諦めない人が成功を勝ち取れます。長期投資が正攻法であることは、お金の世界だけの話ではありません。
「継続こそが力なり」的な熱血精神論も、投資教育をしていれば、ハチマキをせずとも平然と子供たちに教えていくことができます。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
生き抜く力を育むお金の体験型教室FP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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