有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=「『いつ買うか、今でしょう』と考えるべきタイミング」=
(有料メルマガ第372回・2016/3/15配信号)
※2016年3月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
私は投資に迷ったときは『迷ったら半分』という手段を取ることが多いです。これは私の投資においての決め事の一つです。
私は投資判断に迷ったときのためにミニマックス・リグレット基準を採用して自分の性格あわせて投資ルールを作っています。
「ミニマックス・リグレット基準」というのは、将来がどうなるか不確実なとき、またはものごとが裏目に出たときに、自分の後悔が最も少ないような選択をする基準をいいます。
人間は、ものごとが裏目に出たときのダメージに弱い生きものです。そして裏目に出るという可能性にすら目をつぶりがちです。株を買う場合は、その株が値上がりして儲かると思って買います。だから買った株が値下がりするとうろたえる人が多いです。そして後悔します。人間は欲張りにできています。また心が弱くできています。だから弱い心を支援するシステムをいろいろ考えることが必要になります。
投資家によって経済環境が違うし、安定収入がどれだかあるかも違います。株式に投資使用できる投資資金の金額も違うし、運用成果が自分の生活にどれほど強い影響を与えるかも異なります。私の株式投資の資金は、自分の生活を維持していく為に必要不可欠な資金なので、できるだけ損をしないように維持していきたい資金です。
そのような経済状態の制約がある上に、投資家それぞれの性格も違うため、投資を実行し、その投資によってもたらされた結果に対する反応(⇔利益を上げたときの喜びとか買って直ぐ株価が下がってしまったときの怒りとか、多くの日本株が一斉に下がり出したときの恐怖とか)が違います。
投資が上手くいき、利益を上げられたときは、どのような人もうれしいと思います。
投資で利益を上げられたときは喜ぶから良いのですが、投資が上手くいかなくて損が発生した時に、多くの投資家は精神的に負担を受けたり、悩んだり、自分を責めたりすることが多くなります。すると冷静にリスクを管理することが出来なくなって、更なる大きな失敗をすることが多くなります。
そこで私は自分の性格を考えて、ミニマックス・リグレット基準を採用して投資ルールを作るようになりました。
私ばかりではなく多くの人が、投資以外のいろいろな場面で迷った時に『迷ったら半分』という考えを活用しています。
今回の例だとポートフォリオの中に、低PERかつ低PBRの業績の良い企業の株を持っている。どう考えても安すぎるけれども株価はちっとも上がらない。
でも、もし売ったら、私が売った直後から急に上げ始めるかもしれない。株価は買値より大きく下げて含み損が巨額になっている。3月の配当優待銘柄は順調に上がりだしているのに、3月に配当や優待の出ない企業にはリバウンドの鈍い銘柄がたくさん出ている。
このように迷ったときは、その銘柄に数単位投資しているなら、まず半分売って資金を作り、3月配当優待銘柄にシフトする。このように『迷ったら半分』というルールを使います。
今回は、私は複数単位持っている優待銘柄は優待単元株だけ残して3月銘柄にシフトするような、自分としては思い切った決断をして実行しました。
今年は損切りする株がたくさん出たので、すでに大きな損失が発生しています。今年の合計配当額ではとても埋めきれない損の金額です。
『転んでもただでは起きない』という根性を発揮しようと考えてタイミングを見ています。もちろん確定申告して、損を翌年以降に持ち越しても良いのですが、いまポートフォリオに残っている含み益銘柄を利喰いして買い戻して、益出しをしても良いと考えています。
売る気が無いので含み益として温存していても良いのですが、自分も年金をもらうようになり、いつかは売る時が来るかもしれない。その時キャピタル・ゲイン税で20%も持っていかれるのは痛い。またキャピタル・ゲイン税が20%よりも大きくなってしまう可能性もある。それでは今回の損で含み益を少し薄めておこうかな・・・。このようなことも考えています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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