桜に比べたら何となく寂しい印象の梅の花ながら長く咲いて楽しめると言う点では株にも求められる要素です。
梅の花の開花便りが届きつつあ2月第2週。まだ寒い時期ながらコロナ感染者もピークからかなり減少して参りましたので私たちの社会生活も少しずつではありますが、元に戻る過程にあるかと思います。
まだまだ寒いとは言っても、梅が咲き誇ればこの後は桜の開花の時期に向かって参ります。
折しも本日は日経平均が1月14日の高値を更新し、2万9000円台に一気に乗せてきました。出遅れ気味に推移してきたTOPIXも2018年高値を一気に抜けてきました。200兆円ものコロナ対策への期待が高まったNYダウやNASDAQ指数の高値更新が背景となっての動きですが、よく見ると指数連動型銘柄や市況産業株、バブル時代に活躍した中低位銘柄群(オールドエコノミー)の活躍の一方で個別銘柄には、跛行色が見られます。
つまりこれまで堅調に上昇トレンドを辿ってきた銘柄を売却して、これまで不人気で出遅れ気味だった大型銘柄(日本製鉄、日立、日本郵船、造船株、不動産株など)への物色気運の高まりが本日の特徴だったかと思います。
一方でこれまで人気を集めた新興市場銘柄はIPOしたばかりで本日ストップ高を演じたQDレーザを除けば大人しい展開。個別銘柄は完全に流動性重視の銘柄選択で、この後の波乱に備えての動きになってきたとの印象があります。
某エコノミストがコロナ感染収束で金融が緩和から元に戻ると言う前提で5月あたりにバブル崩壊のシナリオを予想したようですが、コロナ収束がもたらした金融相場はオールドエコノミー銘柄の復活でいよいよクライマックスを迎えることになるのか梅から桜に向かう季節にかけて国民の金融資産形成を果たしながらの株の開花を楽しむことにしたいと思います。
(炎)
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