23日(月・祝日)までの3連休が明けた24日(火)は、新型コロナのワクチンの早期普及、それに伴う経済活動の正常化への期待から、日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前週末比638円の大幅高となりました。
国内における新型コロナの感染拡大への懸念が適度のブレーキとなった格好で、結局週末27日(金)まで4日続伸し、日経平均株価は29年半ぶりの高値を連日更新して週間の取引を終えました。
株価の上昇は喜ばしいことですが、さすがに急ピッチの上昇の反動も警戒されます。海外投資家が現物・先物の合計で日本株を大量に買い越していますが、12月11日(金)のSQ通過後は、さすがに買いの手も鈍るのではないでしょうか。ポートフォリオのリバランスの売りが出てくる可能性もあります。
中期的には、金融緩和が長期化するなかで経済活動の回復、企業業績の改善が見込まれるため、強気で臨んで宜しいと考えますが、短期的には調整のリスクも視野に入れたいと考えます。
(水島寒月)
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